オコシスト雑記

2019.01.17

アラサーの仕事さがし①――かけだしオコシスト体験記

迷走するライフプランや働き方…
在宅ワークも文字起こしも未経験だった私(おー)の、30歳当時の体験記です。

九州から東京へ――不慣れな生活、募る不安

30歳を迎える年、結婚のため正社員として勤めていた事業所を辞めて、
地元九州から東京へ移住しました。

人混みや騒音が苦手な私。
なんとなく都会の雑踏をイメージして「東京にだけは住めない!」と強く思っていましたが、
これも何かのご縁(あるいは試練)だと、覚悟を決めての上京でした。
勢いで上京したはいいけれど、親しい人も近くにおらず、仕事のあてもなく拠り所がない状態で
とにかく漠然とした不安に覆われる日々…
慣れない土地で暮らす不安より何より、仕事・収入のあてがないということが一番の不安でした。

 

仕事をしたい! けど、なかなか踏み出せない…

結婚後、自分が専業主婦になるイメージはなかったので、体が動くならとにかく何でも働こうと思いました。
上京して半年ほどは、短期アルバイトを転々として多少の収入を得られていましたが、
漠然とした不安感は膨らむ一方。

正社員じゃなくてもいいから、長く続けられる仕事をしたい。
慣れない生活環境の中でも、せめて職は安定させたいという気持ちで求人を探すものの、
結婚に伴う妊娠・出産・育児、介護などの可能性があると採用されないんじゃないかという思いが
つきまとい、なかなか応募へ踏み出せないでいました。

以前に、「妊娠した、あるいは今後妊娠の可能性がある職員には退職を促す」ようなことを
暗黙の了解で実行されていた事業所の話を聞いたことがあり、一層怖気づいていたのかもしれません。
(その事業所では力仕事があり、妊婦の急な体調変化に対応できないからという事情があったようですが)

漠然と思い描くライフプランや希望はありつつも、いろいろな不確定要素(可能性)に振り回されて
何かと行動に移せない状態は本当にもどかしいものでした。

 

雇用がだめなら、在宅ワーク?

雇用された後のことを考えて不安になるなら、自分のペースで働ける方法を見つければいいのでは?と思い、
ここでようやく在宅ワークという選択肢が出てきました。
早速、インターネットで「在宅ワーク」と検索してみると、クラウドソーシング系のウェブサイトがずらり。

在宅ワーク=手内職(箱の組み立てや縫製等)というイメージが強かったので、
ライティング、モニター、データ入力などなど
パソコンを使った在宅ワークがこんなにもあるのかと驚きました。

しかしながら、クラウドソーシング系のウェブサイトで取引実績や先輩在宅ワーカーのコメントが
掲載されていても、どんな人たちが運営しているシステムなのか実態が分かりにくいのはやっぱり怖い。

「初心者でもカンタン!」 「だれでもできます!」 「未経験OK!」

見るページ見るページに、こんなうたい文句が並んでいました。
確かに気楽さがあって取っ付きやすそうではあるけれど…本当に、本当なの??
個人情報や報酬管理もどこまで信用できるか分からないし、安易に登録しないほうがいいのかな…

こんなことを誰に相談したらいいのかも分からず、ただ悶々とし続け、
途方に暮れていたのでした。

>アラサーの仕事さがし②につづきます。

(おー)