文字起こしを外注するには

2018.09.27

文字起こしの相談は、ぜひ「録音前」に!

事前に下記のような打ち合わせができていると、文字起こしの進行がスムーズになり、精度も上がります。

・録音方法(レコーダーの設定や配置、マイクの使用等)
・現場で記録してほしいもの(発言メモ等)
・持ち帰ってほしい資料(当日配布資料や、使用したPowerPoint等)

「もう録音してしまった!」という場合は、業者に提供すべき資料をご覧ください。

 

◆音声・動画ファイルの送り方

インターネット上のファイル転送サービス(宅ふぁいる便、ギガファイル便等)をおすすめします。
※送受信は暗号化され、ファイル自体も数日後には自動消去されるなど、
セキュリティ面での心配はありません。

音声ファイル・動画ファイルはファイルサイズが大きいため、一般にメール添付で送ることはできません。

 

◆料金の決まり方

料金の決まり方は、業者によって異なります。モジオコシソウダン
次のようなことを確認しておきましょう。

●基本的な料金の計算方法
「音声1分につき○円」「音声5分につき○円」など。
文字数やページ数をカウントし、計算されることもあります。
●料金が増減する条件
次のような条件が、料金増減の対象になる場合があります。

【料金割高の例】
・録音状態が悪い
・難度が高い
・急ぎ納期
・録音媒体がICレコーダー以外

【料金割安の例】
・ゆっくり納期

※大量発注で割安になることは、あまりないようです。
内容が1本ずつ異なるため、「一括処理してコストダウン」というわけにはいかないからです。

◆文字起こしの業者の選び方

実際に業者に依頼したことがある人から紹介してもらうことが多いようです。

もし、紹介してくれる人が身近にいなかったら?

  1. 業者のウェブサイトを見て、用途が合いそうなところをいくつかピックアップする
  2. コンタクトしてみて、感触のよかったところに決める。

という手順(ごく普通かもしれませんが)で選んでいるようです。

※「文字起こし」「テープ起こし」「書き起こし」「速記」「反訳」「業者」「依頼」などのキーワードを用いて検索すると、業者のウェブサイトがいくつか出てきます。

 

◆文字起こし業者に提供すべき資料

音声ファイルのほかに、資料をできるだけ多く提供しましょう。
起こしに携わる者は守秘義務を厳守するので、資料を渡しても大丈夫です。

●提供資料の例
(講演・取材・パネルディスカッション・会議など、種類によって異なります)

・音声内で発言している人の「氏名」「プロフィール」(特に組織名、役職名、肩書など)
当日会場で配布された資料や、イベントのプログラム、会議の議題表など
・当日会場で映されたスライドの元ファイル(PowerPointのファイルなど)
・当日の座席表(会議や座談会などの場合)
・話に出てきた専門用語や略語の一覧
発言者メモ(発言者としゃべり出しの言葉をメモしたもの)

 

座席表 座長①、花田②、川島③、田所④
座席表の例

 

発言者メモ 座長①、花田②、川島③、田所④と分けて、発言者としゃべり出しの言葉をメモしたもの
発言者メモの例

資料は、文字起こしの精度を上げるためにとても重要です。
話の中に出てくる人名や、専門用語などを特定するときに役立ちます。