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【実体験】これが記者発表の現場です

◆木を見て森を見ない聞き方

こういう場所では、耳を記者モードにして聞かなければいけないのに、ついうっかりオコシストモードの耳になってしまうので困ります。

 

オコシストモードというのは、しゃべられた言葉を一字一句全部聞き取って、全部忠実に再現するという聞き方です。テープ起こしを十数年やっていると、普段でもついそういうモードになってしまい、「木を見て森を見ず」な聞き方になってしまいます。
全体として「この会社はこういうビジョンなのか」というふうに聞いて理解するのではなく、一言でも正確に聞き取れない言葉があると、もうそれが気になって続きが聞こえなくなるという、いわば職業病です。

 

今回は、社長のプレゼンに1つだけ聞き取れない言葉があったので、ICレコーダーのタイムカウンタをメモしておきました。ちょっと聞いてみます。
「パースというのはペトロジーニアスな企業体のASPを全部組み合わせて…」

 

ペトロジーニアス(?)を特定するプロセス 

パースは知ってる…今回のプレゼン資料に出ていた「Paas」です。「環境使用料の徴収」とプレゼン資料には説明が添えてあります。環境とは自然環境ではなく、この場合システム環境で、IT用語です。プレゼン資料ではPaasだけど、ネット検索すると最後のSが大文字の「PaaS」が多い。「SaaS」も最後が大文字が普通だから、これも「PaaS」で理解するべきかも。ASPは結構前から存在するIT用語。

 

ペトロジーニアスと聞こえる言葉、これは初めて聞いた…。聞こえたとおりにネット検索してみましょう。出てこない。
ジーニアスと聞こえる部分がgeniusだとしても、前半が分からない。まさかキリスト教の聖人ではないだろうし、ペトロチャイナとも関係ないだろうし。

 

一応、peterogeniusでヤフー辞書を検索。「英和辞書検索で該当する情報は見つかりませんでした」と出て、その下にこちらでは?という候補が表示されます。
heterogeneous
1 異種の, 異質の
2 異なった部分[要素]からなる, 雑多な, 混成の

 

これなら意味は通ります。
「PaaSというのは、heterogeneousな企業体のASPを全部組み合わせて…」
heterogeneousと思って聞くと、ちゃんとヘテロに聞こえます。後半もgeniusではありませんでしたね。一件落着。

 

テープ起こしを頼まれてもいないのに、こういう無駄なこだわりで調べてしまうのがオコシストの職業病。
音声認識が進化すれば、このこだわりも不要になってしまうのか。

 

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