テープ起こし・音声起こしの総合情報サイトokoso | 今日も音声起こし中

高品質と量を両立させるシステム――大和速記情報センター

安藤 在宅スタッフには、大和速記スタッフサイトという当社登録スタッフの方専用のサイトを通じ、最初に次のようなツールを提供しています。

(1)ファイル配信システム、(2)大和速記デジタル・トランスクライバーとフットスイッチ、(3)テキストチェッカー、(4)単語登録マニュアル、(5)日本速記協会『標準用字用例辞典』改訂に伴う新旧対照表、(6)反訳のイロハ

 

――(2)はokosoでも紹介させていただいたことがあります(←2010年の記事でちょっと古いですが)。テキストチェッカーはどんなものですか。

 

安藤 「大和速記スタッフサイト」に組み込まれていて、案件ごとに、その案件独特の用字や人名の表記などが正しいかをチェックできるシステムです。社内のシステム開発部が制作しています。在宅スタッフ本人が、このチェッカーで確認して仕上げてから納品するという決まりになっています。

 

――単語登録マニュアルは親指シフト用ですか。

 

※親指シフト 富士通が開発した独自の入力システム。日本語を最も高速に正確に入力できると言われ、専用のソフトウエアとキーボードを使う。大和速記のベテラン社員は今でも親指シフトで入力しているが、ここ6、7年以内に入社した社員はローマ字入力とのこと。

 

安藤 親指シフト用でしたが、現在はローマ字入力用に応用したマニュアルも作成しています。(5)は、2010年に常用漢字表が大きく変わったことによって変更された用字をリストアップしたもの。(6)は、マニュアル兼読み物です。言葉の使い分けや、音声のどんな状況ならどう判断して処理するかなどの考え方をまとめています。

 

――まさに至れり尽くせりですね。話は変わりますが、第1回『音声起こし技能テスト』が近づいてきました。

 

石橋怜子 速記部主任 私は『音声起こし技能テスト 公式テキスト』と『音声起こし技能テスト 公式問題集』の問題を、全部解いてみました。実際の音声を起こしていてぶつかることが問題に出てきて、解きながら「これはあるある!」とつぶやいてしまいました。

 

――『音声起こし技能テスト』は新聞表記を基準にしていますが、御社は『標準用字用例辞典』に沿った表記、いわゆる速記表記が基本ですね。

 

石橋 ええ。でも、新聞表記をきちんと身に付ければ、違う表記にも対応できます。

例えば議会などはその議会ごとに求められる独自表記もあります。複数の表記に柔軟に対応するのは能力のうちですから、試験が新聞表記でも全く問題ないと思っています。

 

――私は教える仕事もしているのですが、受講者の方は音声5分の起こしに60分もかかったりして、最初は皆さん苦戦されます。

 

石橋 「聞き打ち」は難しいですものね。音声を聞いて、止めて、その内容をタイピングして、それからまた音声を再生して聞く…という手順では、いくら時間があっても足りません。聞きながら打つという技術を自分の体が覚えるまで、努力するしかないと思います。

 

――しかも、表記を調べて、用語をネット検索して、仕様を確認して。

 

石橋 それらが順序立ててテキストや問題集で扱われているので、この内容を前もって勉強しておくと、スムーズに実務に入れる試験だと感じました。『音声起こし技能テスト』の点数を見ればある程度採用の可否が判断できるようになることを、期待しています。

 

 

yamato-4.jpg

 

エントランスは移転祝いの花があふれていました。

 

前ページへ <1> <2> <3>

 

 

株式会社大和速記情報センター

音声起こし活用推進協議会 会員

津田健司 代表取締役、安藤徹 速記部係長、石橋怜子 速記部主任

 

『音声起こし技能テスト』

 

gite1-40.jpg gite2-40.jpg