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『音声起こし技能テスト』のブログ記事

こんにちは、大久保です。

私が今の仕事に就いておよそ1カ月がたったころ、10分ほどの会議音声を起こす機会がありました。

 

いつもは音声起こしを発注するのがメインの仕事。

けれどもついに、納品用の音声を自分で起こすことに。

 

 

◆大緊張の音声起こし、作業時間は18倍

依頼された会議音声は約10分。短い音声とはいえ、ただの練習ではなくクライアントに納品するものということで、非常~~~に!緊張していたのを覚えています。

 

――えーっと、まずは何から準備したらいいんだっけ??

音声、再生ソフト、文書作成ソフト、仕様書、資料、それからそれから……?

 

 

音声起こしに必要なソフトや手順は見聞きして知っていたつもりではありましたが、実際に作業をしようとすると全く段取りが身に付いていなくて、右往左往。

いささか見切り発車のような感じでしたが、納期も迫ってくるし、とにかく起こさなきゃという思いで作業をスタートしました。

 

結局、その日に起こせた音声は5分ほど。資料を見たり、ネット検索の時間を含めた作業時間は約90分、音声の18倍もかかってしまいました。

起こし作業を終えたあとは、集中力が切れて頭はもうろう、体はぐったり。

慣れないスポーツをしたあとのような感覚になりながら、勤務先をあとにしました。

 

 

 

◆起こしたあとの、体に異変?

音声5分を起こした翌日、なんと体が…動かないのです!

肩、腕、首はガチガチ、背中に鉄板入ってるのかしらと思うくらいでした。

 

確かに昨日はぐったりして帰ってきたけど、重たいものを持ち運んだわけでもないし、筋トレに励んだわけでもないし……もしかして、昨日の起こし作業で??

 

にわかに信じられないくらいに体は凝り固まっていましたが、他に心当たりもなく。

考えてみれば約90分の作業中は同じ体勢でいたのに加え、緊張と気張りすぎで全身に無駄な力が入っていたのだと思います。

 

まさかデスクワークでこんな肉体労働級のダメージを受けるとは……。

体が資本の音声起こし。スポーツと同じように全身の柔軟と日々のトレーニングが必要なのだなあと思いました。

 

それ以降は、体の力を意識的に抜くようにして、時々ストレッチをしながら起こし作業に臨むようにしています。

(最近は音声起こしをした翌日でも、全身が凝り固まって動かないということはなくなってきました)

 

音声起こしの準備物はいろいろありますが、体の調子を整えたり、息抜きの方法も何か備えておくといいのかな、と思いました。

 

 

 

◆息抜きに、こんな映画はいかがでしょうか

 

映画『タイピスト!』

https://www.youtube.com/watch?v=dknfsRq48Bo

舞台は1950年代のフランス。女性にとって大人気の職業は秘書で、さらにタイプライター早打ち大会に勝つことが最高のステータス。そんな中、ヒロインは保険会社の秘書に採用されるも、タイピングは両手の1本指。だけど、超高速!

その才能に目を付けた上司と二人で協力し、タイプ早打ち世界一を目指します。

タイピングのリズミカルな音が、一層わくわくさせてくれる映画です。

 

 

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――日本にも、こんな文化がやって来るかも?

タイプ早打ち大会ではありませんが、実力だめしとスキルアップにこちらをご紹介。

 

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★第3回『音声起こし技能テスト』 https://mojiokoshi.org/

開催日:2016年11月11日(金)

お申込み https://main-26254d4c21b152cc.ssl-lolipop.jp/onseiokoshi/?page_id=446

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受付期間は2016年9月1日~2016年10月17日です。ぜひご参加ください!

 

 

(大久保)

 

音声起こし活用推進協議会メンバーへのインタビュー、今回は株式会社大和速記情報センターです。社長と速記部のお二人にお話を伺いました。


音声を文字化する際の整え方などについては、過去には何冊かの本が出版されていたのですが、現在はいずれの本も入手しにくくなっています。仕事を始めた人が処理に迷ったとき、指針になるものがなかなかありません。

その点、同社は在宅スタッフへの手厚い情報提供が特徴です。

 

津田健司社長 当社は昭和29年創業、61年の歴史を持つ速記と音声起こしを主力とする情報処理の会社です。私は2代目で、2001年に社長になりました。東京本社のほかに大阪・名古屋・福岡に営業所があります。8月に虎ノ門からこの新橋のオフィスに移転して、新たなスタートを切りました。

 

 

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――社内スタッフは何名ぐらいですか。

 

津田 従業員数は約100名、うち70名ほどが速記部です。速記部員の7割が公益社団法人日本速記協会の1~3級を取得しています。

速記部員は現場に行って録音のセッティングをし、速記者席で記録を取ります。録音について、当社は徹底的に研究しています。多人数の会議などでは相当な数のマイクを持参し、録音もメインとサブに加えてもう一つ、トリプルで録ることも普通です。

社員が現場に行けば、万全な録音ができます。資料や発言順の記録なども整えますから、在宅スタッフも仕事がしやすくなります。多いときは1日35件もの録音取材に行きます。それに対応できるキャパシティーが当社の強みです。

 

――映像配信などの業務もされていますね。

 

津田 当社のお客さまは官公庁・民間と多岐にわたります。地方議会の会議録については、インターネット上の会議録検索システム議会映像配信システムも提供しています。仕事をしている人にとって、ウイークデーに議会の傍聴に行くということはなかなかできません。これらのシステムなら誰でもアクセスできますから、開かれた議会を実現するお手伝いができていると思います。

 

 

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――速記や音声起こしの現状や将来を、どのようにご覧になっていますか。

 

津田 狭義の符号速記の技術については、衆議院・参議院の速記者養成所が廃止され、裁判所のソクタイプによる速記官養成も終わってしまいました。本当に残念なことです。

しかし、インターネットの時代とは、情報公開・情報開示の時代です。符号からではなく録音から書き起こすとしても、「人の話し言葉を文字化する」という、広義の意味での速記は将来にわたって消滅しないと確信しています。

 

※符号速記→人の話す言葉を聞きながら手書きの記号で記録する技術

※ソクタイプ→速記符号をタイプする専用のタイプライター

 

 

月40時間起こせる人がいたとは!<次ページへ>

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音声起こし活用推進協議会メンバーへのインタビュー、今回は株式会社速記センターつくばの渡部雅史社長に伺います。

インターネット普及以前の仕事はどんな形態だったのか。業界の歴史が、今回のテーマの一つとなります。そしてまた、歴史ある速記会社でありながら、ぼやきながらも時代の変化に積極的に対応していく渡部社長の先進的な考え方にも注目です!

 

――御社の沿革を伺えますか。

 

渡部雅史社長 1983年に設立して、今33期目です。私の母が創業しました。小学生だったので、あまり当時の記憶はないですが…。母の実家の敷地に事務所を建てて、何人か人を抱えて経営していました。

母は速記士です。速記符号が昔ほど必要なくなってテープ起こしが普及してきたころから、現場には出ずに経営者としての仕事をしておりました。

 

 

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速記センターつくばのWEBサイトには、二つの頂きを持つ筑波山があしらわれている。

 

渡部 母の時代は、主に富士通のOASYS(オアシス)というワープロ専用機でテープ起こし原稿を入力していました。速記士もテープ起こしの作業者も、事務所に来て仕事をしていました。OASYSの業務用機種は高額でしたし、起こしの精度を安定させるためにも来てもらうほうが合理的だったのです。

 

――渡部さんが入社されたのは?

 

渡部 96年か97年です。もうWindowsに入れ替えていました。今考えると、当時はいい時代でした。音声起こしの価格はあってないようなものでしたし、録音時間1時間で納期は1カ月ぐらいなら普通にもらえました。音源は、まだカセットテープが主流でした。

 

――カセットテープの時代は、音源を手渡しかせいぜい宅配便でのやりとりでしたね。ですから、それぞれの土地に地元の速記会社があって、地元の仕事を受注していたと聞いています。

 

渡部 当社も昔は主に、茨城県内の自治体の仕事をしていました。昔はしっかり仕事をすれば、お客様が他のお客様を紹介してくれて、契約も随意契約でしたから、長いお付き合いの自治体さんは多かったようです。

現在もメインのお客さまは県内の自治体さんですが、もはや競争入札の時代ですからね。過去の実績など考慮してもらえず、単なる価格競争のところも多いです。受注単価はピーク時の半分以下のところもあり、大変な価格下落です。

 

――しかも、インターネットが普及してきますね。1998年ごろは低速回線でしたが、やがてブロードバンド化して、音声や動画など容量の大きいファイルも送れるようになってきました。

 

渡部 インターネットの普及でどこにいても仕事はできるようになりましたが、とにかく納期が短くなりました。かつては1カ月も納期がもらえたのに、中1日などと求められるようになります。こうなると、作業者の数を増やさなければ対応できません。

 

 

価格は下落、納期は短縮! どうする?<次ページへ>

 

 

 

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音声起こし活用推進協議会メンバーへのインタビュー、今回は株式会社キャリア・マムの堤香苗社長に伺います。登録会員10万人になった今も、育児サークルから出発したという原点を大切にされています。

 

――御社の沿革について教えていただけますか。

 

堤香苗社長 もともとは1995年に設立した育児サークルでした。子育てイベントなどを行っていました。

縁あって多くの女性たちと出会うことができましたが、「育児が落ち着いたらまた働きたい」という声が多いことに気が付き、2000年に株式会社キャリア・マムを設立しました。そんな女性たちの潜在能力を掘り起こし、企業との仕事の橋渡しを行い、今期で16期目を迎えます。

 

 

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――多彩な事業を手がけていらっしゃいますね。

 

堤 キャリア・マムは、「生活のプロ」である主婦たちの声を活かすマーケティング事業や、企業からの受託案件を在宅ワーカーに依頼するアウトソーシング事業、女性の創業や再就職支援というキャリア支援事業の3つの柱をもとに事業展開しています。

インターネットの普及とともに当社の登録会員も順調に増加し、いまでは日本全国に約10万人の会員がいます。

 

――埼玉県の事業について教えてください。

 

堤 2014年度から、埼玉県より受託した「女性の在宅就労支援事業」を運営しています。

取材・ライティング、音声起こし、web制作などのテーマに沿って、講座を開催し、昨年度は100名以上の在宅ワーカーが誕生しました。

小さい子どもがいて働くことを断念している女性や、育児によるブランクが長いために何か専門性を身に着けたいという女性など、多くの女性が目的をもって、この在宅就労に携わろうとしています。音声起こしも、とても人気の講座です。

 

 

社内スタッフもときには在宅で勤務!<次ページへ>

 

 

 

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音声起こし活用推進協議会メンバーへのインタビュー第4回は、株式会社ワイズスタッフの田澤由利社長に伺います。

テレワーカー支援と並行して、テレワークを導入したい企業の支援にも活躍されている田澤社長ならではの、貴重なお話が聞けたと思います!


今回は「テレワーク」という概念が登場します。テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。大きくは、自営型と雇用型に分類され、さらにモバイル型と在宅型にも分けることができます。私たちが言う「在宅ワーク」は、「自営型・在宅型テレワーク」に該当します。

 

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――在宅で仕事をしていると、孤独や不安を感じたり、さらなる能力アップの方法が分からなかったり、と停滞してしまうことがあります。

 

田澤 自営業型のテレワーカーは雇用されているわけではないので、いわば一人親方です。「孤独」なのは当然です。不安というのが「仕事が来るかしら」とか「私はちゃんとできるかしら」という初歩的なレベルであれば、厳しいようですけど、在宅ワーク以外の道を選んだほうがいいかもしれません。

 

――た、たしかに。

 

田澤 孤独や不安を感じる人は、企業からの仕事をテレワーカーに発注するエージェント会社から仕事を受託するといいでしょう。当社のようなインターネットサービス全般を業務範囲とするエージェントもあれば、音声起こし専門のエージェント会社もあります。

そして、仕事を出すエージェントは、テレワーカーに「頑張りなさい」と苦言を呈すよりはテレワーカーを孤独にさせないように努力するべきだと、私は考えています。

ワイズスタッフは、テレワーカーが場所や時間に縛られずに、でもチームとしての所属意識や仲間意識を持って、大変な仕事も励まし合いながらやっていけるように取り組んできました。

 

――孤独にさせない取り組みが十分な音声起こし会社は少ないかもしれません。必要なのはITツールですか。

 

田澤 チームとして仕事をするためには、ITツールは不可欠です。例えば「Pro.メール2.0」がなかったら、当社はもっと苦労していたと思いますよ。

 

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※「Pro.メール2.0」はワイズスタッフが開発した業務コミュニケーションツール。同社では他にバーチャルオフィス「Sococo(ソココ)」などのシステムも活用している。

 

田澤 もちろん、テレワーカーの一体感の持ちにくさはシステムのみでは解決できません。ワイズスタッフでは、きちんと会って面接をしていますし、数年に一度ですがイベントやエリアミーティングを行っています。

作業価格の安い「細切れの仕事」を受注していては、これらの経費を捻出することができません。ですから、ハイレベルなチームでハイレベルな仕事に取り組むようにしてきました。

 

 

音声起こしはその「細切れの仕事」では??<次ページへ>

 

 

 

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音声起こし活用推進協議会の参加企業を訪問するシリーズの第3回は、東京反訳株式会社です。

「反訳(はんやく)」とは、速記で書き取った記号を普通の文字に戻すこと。そこから転じて、録音音声から文字化することは「録音反訳」とも呼ばれます。

 

――古風で格調高い社名ですから、歴史の長い会社を想像しそうですね。

 

吉田隆社長 信頼感を持っていただける社名を付けたかったのです。会社設立は2006年ですから、今10年目です。

以前はホームページ制作の会社を経営していたのですが、あるときコンテンツ制作の一環としてテープ起こしを依頼されました。2001年の話です。テープ起こしの経験はありませんでしたので、やってくれる人をインターネットで探して対応しました。

それ以来、自社のWEBサイトにテープ起こしに関する情報を付け加えてみたら、受注がどんどん増えてきたのです。そしてテープ起こし専業の会社を立ち上げるに至ったわけです。

 

 

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――ルーツがWEB制作なのですね。WEBサイトの充実が業容拡大につながっているのではないでしょうか。

 

吉田 営業活動が嫌いなんです(笑)。当社では営業職を置かず、コーディネーターが顧客と在宅スタッフの両方に対応しています。

また、当社は、特にセキュリティ対策に力を入れていますプライバシーマークとISO 9001を取得しています。

インターネット非接続のパソコンを設置した部屋が社内にありまして、その部屋で作業する案件を「セキュリティプラン シルバー」と名づけています。また、音声を外部へ持ち出したくないお客様のためには、「セキュリティプラン ゴールド」として派遣での業務も行っています。

 

田中めぐみ取締役 派遣でのテープ起こしは、1カ月かけて仕上げるような大きい案件から、スポットで1~2日で終了する案件もあります。また、月に4回ある経営会議を年間通してというような依頼もいただいています。派遣をご依頼くださるクライアントは、上場されている企業が中心です。

 

 

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吉田 今は録音するという行為がごく普通になりましたね。それを書き起こす必要が出てきて、専門業者の存在が10年前に比べてずいぶん認知されてきたと思います。仕事のニーズは確実に増えていると感じます。

 

一定レベル以上の人ならどんどん採用したい<次ページへ>

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音声起こし活用推進協議会の参加企業を訪問するシリーズの第2回は、株式会社アドバンスト・メディア。コールセンターや医療現場などさまざまな場所で、同社の音声認識技術が活用されています。今回は、VoXT(ボクスト)事業部の志村亮一様と小泉奈央子様にお話を伺いました。

okosoは過去にも同社に取材していますが、在宅ワーカー募集中であることをご紹介するのは今回が初めてです。

 

――御社では、音声認識技術を活用して地方議会の議事録も手がけられていますね。VoXTで募集されている在宅スタッフは、議会案件の音声認識結果を校正するような仕事ですか。

 

志村 こちらで在宅の方にお願いするのは、「VoXT フル」にご依頼いただいた案件で、インタビュー、講演会、などの音声が主体になります。地方議会の音声の書き起こしも依頼します。

 

 

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「VoXT セルフ」は、音声認識ソフトを援用してユーザーが自分で文字起こしデータを仕上げるサービス。「VoXT フル」は、音声を預かってスタッフが文字起こしして納品する。

 

 

――「リスピーカー」を募集されているんですね。

 

志村 音声どおりにマイクに向かって復唱して認識させることを、リスピークといいます。当社では、リスピークによって文字起こしするスタッフを「リスピーカー」と呼んでいます。

本来、音声起こしのスキルは、発言の内容を正確に理解できるとか、国語力があるなどが重要です。それらの能力が高いのにキーボード入力が遅いために諦めてしまっている方に、ぜひリスピークでの作業をご検討いただければと思っています。

また、今は体力があっても、いつかは入力スピードが衰えたり、毎日何時間もタイピングするのが疲れるようになるかもしれません。リスピークでの文字起こしは、身体的な負担が小さいのが特徴です。

 

 

 

――リスピーカーに応募するのは、音声認識に興味を持っている方が多いですか。

 

小泉:「音声認識に興味があります」と志望動機を書いてくださる方は多いです。応募をいただいたら、音声認識ツール(※)をお渡しして、トライアルのときから使っていただきます。ツールはもちろん無償で提供しています。

トライアルデータを送っていただいた後は、こちらで確認・修正した結果をお返しして、求める方向性をご説明します。また、業務の詳細な条件をお渡しして、リスピーカーになっていただけるようでしたら正式にお申し込みくださいとご連絡しています。

 

※この音声認識ツールは、音声再生・音声認識・テキスト入力をオールインワンでできる、業務用に販売されているソフトウエアとのことです。

 

――実務をスタートしたら、必ずリスピークで作業するという決まりですか。

 

志村 今後みんながリスピークで作業するような状態をつくれればとは思っていますが、キーボードで打たないでほしいと依頼してはいません。速く打てるのなら、それはそれでいいことですし。

 

――どんな人に応募してもらいたいですか。

 

志村 音声認識やリスピークに興味を持っている方にトライしていただければと思います。学生でも主婦でも定年退職された方でも、地域や年齢・性別は問いません。

 

小泉 最初は多少不慣れな感じでも、質問にお返事を返しつつ仕事をお願いしていくと、ほんの数回で見違えるほど良い文字起こしをするようになる方って、いらっしゃいます。知的好奇心がある方なのだろうなと思います。そういう方にぜひご応募いただきたいです。

 

 

自動音声認識のせいで仕事がなくなる?<次ページへ>

 

 

 

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録音された音声を文字に書き起こす仕事である音声起こし(テープ起こし、録音反訳)に、技能テストが登場しました。

okosoでは、『音声起こし技能テスト』の実施主体である「音声起こし活用推進協議会」会員への連続インタビューを企画しました。第1回は、代表理事、宮田志保さんに伺います。

 

――『音声起こし技能テスト』について教えてください。

 

宮田 『音声起こし技能テスト』は、合格・不合格を判定する「検定」ではなく、知識編500点+実技編500点、計1000点満点で技能を測る“技能テスト”です。点数アップを目指して、継続して受けていただける形式になっています。第1回のテスト実施は、今年9月20日(日)です。

音声起こしを仕事にする場合、最も多い仕事形態は在宅ワークです。ですから『音声起こし技能テスト』のミッションは、まず在宅ワーカーのスキルアップだと考えています。

雇用されている人だと、会社で研修を受けたり、目標を設定したりしますよね。しかし、在宅ワークは個人事業者ですから、目標を他人と相談し設定するということはありません。継続したスキルアップを目指すためにも、目標設定という位置付けでテストに臨んでいただければと思います。

 

――音声起こしのオンライン講座などもありますが。

 

宮田 はい。講座は修了してしまうと終わりです。実は、その後、継続的に勉強しているという方は少ないようです。ようやく音声起こし会社のトライアルを受ける決心をしたときには、スキルが落ちてしまって受からない……。どうやって勉強を続けたらいいのかという声を、よく耳にします。

 

 

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――『音声起こし技能テスト』は、受けないと仕事が受注できないというような業界統一テストですか。

 

宮田 音声起こしの表記や仕様は、音声起こしを依頼する企業ごとに少しずつ異なります。各社が求める人材も違うわけですから、業界統一テストにしたいという意図はありません。ただし、この技能テストで100点取った人より900点取った人のほうが、クオリティが高い仕事ができることは確実。語彙が豊富とか時事問題に強いなど、ベースとなるスキルはどの企業でも共通であると考えています。

 

――運営協議会に入会したい企業もあるかと思いますが。

 

宮田 音声起こし推進協議会は、さまざまな立場の会員が集まって立ち上げました。音声起こしを発注する企業、個人事業者、在宅ワーカーを支援する企業やNPOなどです。本協議会では、『音声起こし技能テスト』の運営だけにとどまらず、音声起こし業界の発展・向上を目指して活動しています。新規入会は、現会員の推薦が必要です。現会員のお知り合いであれば、その会員にご相談ください。そうでなければ、私のところにご連絡いただければと思います。ただ。

 

――ただ?

 

宮田 在宅ワーカーの報酬を極端に低く設定している企業がありますよね。普通レベルのスタッフでも、1時間の作業で200円ぐらいしか稼げないような。そのような企業は、業界全体の向上を願っているとは思えません。もし、そういう企業が入会を希望された場合は、反対にじっくりご説明を受けたいと思っています。

 

 

音声起こしを勉強したら仕事はあるのか?<次ページへ>

 

 

 

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音声起こしをしている人は実にさまざまです。

 

1)好きなタレントのテレビ出演シーンを録音して文字化している人。

2)プレゼンのスキル磨きなど、仕事上の必要から起こしている人。

3)市役所でアルバイトしたら会議の全文起こしをやらされた人。

 

不慣れなアルバイトさんが必死に起こしているのは切ない。そして、もっと切ない人もいます。

 

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◆その音声はアウトソーシングすべきです

4)大企業の取締役会。公式議事録は「一同異議なく可決された」という定型的な内容だが、裏では全発言を文字化している。社員に知られたくない内容のため、上層部の偉い人が泣く泣く自分で起こしている…。

 

1と2は本人が起こすところに意義があるのに対して、3と4は専門の会社にアウトソーシングしたほうが合理的です。なのに、発注が不安…という企業や役所は多いようです。音声起こしの会社ってどんなところか、分からないためです。

 

◆登録スタッフになりたい人も不安

私がオンライン講座や通学式の講座で講師をしていると、「スタッフを募集している会社を見つけたんですが、この会社は大丈夫でしょうか」としばしば質問されます。

もっと心配症な人は、せっかく学習したのに心配で心配で、どこにも応募できません。

自分の能力が足りているか心配。応募したい先がちゃんとした会社なのか、心配。登録スタッフは一般に個人事業者ですから、そういう働き方も不安です。

 

◆テープ起こし企業は控えめな企業風土

仕事を出す側も受ける側もなんだか不安。

 

音声起こしは裏方に徹する仕事です。ですから、それに携わる企業も普段から守秘義務は徹底的に守る、かなり無口な企業風土です。

そのために、発信していいことも発信がちょっと足りていないのかもしれません。

今こそokosoの出番です。

 

ちょうどよく(?)『音声起こし技能テスト』というものが立ち上がり、その実施主体である音声起こし活用推進協議会の会員には、音声起こし企業や在宅ワーカー支援企業が名を連ねています。要請したらどの会社も快く取材をOKしてくださいました。

 

第1回は、協議会の代表理事である非営利法人フラウネッツに、主に『音声起こし技能テスト』のことを取材します(善は急げということで、本日中にアップ予定です)。来週から、会員各社が登場されます。

 

 

 

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