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今日も音声起こし中

2016年6月アーカイブ

はじめまして、こんにちは。

大久保明子(おおくぼめいこ)と申します。

 

音声起こしの世界を知り始めて約半年。

今の仕事に就くまで、「音声起こし」という言葉を知らなかったくらいの超初心者で、日々、音声起こしのフィールドを冒険しているような感じです。

 

そしてこの場をお借りして、私の冒険記をつづっていきたいと思います。

 

◆◆◆

 

今の仕事で初めてだらけの毎日の中、自分が最初に就職したときのことなどを、ふと思い出しました。

私の初めての就職先はNPO団体の事務局部門。

年度の入れ替わり時期で、上司や先輩たちが慌ただしくしている中、私が最初に先輩から頼まれた仕事は、

 

「録音した音声があるから、とりあえずそれを聞いて文字にして」

 

というものでした。

 

 

――ふむ、聞いた音声をそのままタイピングして文書を作ればいいんだな。やったことないけど、日本語の音声なら言葉も分かるし、タイピングもまあまあできるし、やってやれないことはないだろう。

 

 

作業用に渡されたのは、音声データの入ったノートパソコン一台。

使えそうなソフトは、WindowsMediaPlayerとWord。

 

何を録音したものなのか、何も聞かされないままでしたが、

さあ、とにかくやってみるか!と、張り切って音声を再生しました。

 

 

「(ザーー)…は、(ザザー)どうす(ッザーー)(ゴゴーーーー)…」

 

 

――ん????

 

 

「…わた(ザザッ)ちは、こ(ゴーーーーーーー)」

 

 

――んんん??これのどこを文字にすればいいの…??

 

 

雑音メインの音声から、なんとか人の声を聞き取ろうと、MediaPlayerのカーソルをマウスでぐぐぐ~っと操作して、巻き戻し。再生。巻き戻し…

Wordの画面とあっちこっち何度も切り替えて、なんとか聞き取れた言葉を忘れないうちに急いでタイピング。

連続で5文字分くらい聞き取れたら、よし、長めの文字にできたぞ!と、うれしくなっていました。

 

 

ようやく1時間かけて、2分ほどの音声(文字数にしたら100字くらいだったかも)を文字にしたところで、いったん提出。

その成果を見た先輩も「え?!これだけ…?」と、びっくりしていた様子で、私の聞いていた音声を改めて確認してみると、「こんな音質悪いのでやってたの?!早く言ってくれればよかったのに…」とのこと。

 

確かに雑音ばかりだけど、こういうもんなのかなと思っていたのです。

結局、その続きはやらなくてもいいことになり、「音声を文字にする仕事」はそこで打ち止めになってしまいました。

 

今になって思うと、私の初仕事は「音声起こし」だったのですね。

 

 

おーーい!当時の私よ、

それは音声起こしと言って、専用の再生ソフトもあるし、ちゃあんとした準備と心得が必要な仕事なのだよ!

 

 

 

音声の状態(音質)や、誰が何の話をしているのか(話者情報)、聞こえた音声をどこまで文字にすればいいのか(仕様)など、音声起こしの事前準備の大切さをそのときすでに思い知っていたのでした。