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2015年7月アーカイブ

音声起こし活用推進協議会の参加企業を訪問するシリーズの第2回は、株式会社アドバンスト・メディア。コールセンターや医療現場などさまざまな場所で、同社の音声認識技術が活用されています。今回は、VoXT(ボクスト)事業部の志村亮一様と小泉奈央子様にお話を伺いました。

okosoは過去にも同社に取材していますが、在宅ワーカー募集中であることをご紹介するのは今回が初めてです。

 

――御社では、音声認識技術を活用して地方議会の議事録も手がけられていますね。VoXTで募集されている在宅スタッフは、議会案件の音声認識結果を校正するような仕事ですか。

 

志村 こちらで在宅の方にお願いするのは、「VoXT フル」にご依頼いただいた案件で、インタビュー、講演会、などの音声が主体になります。地方議会の音声の書き起こしも依頼します。

 

 

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「VoXT セルフ」は、音声認識ソフトを援用してユーザーが自分で文字起こしデータを仕上げるサービス。「VoXT フル」は、音声を預かってスタッフが文字起こしして納品する。

 

 

――「リスピーカー」を募集されているんですね。

 

志村 音声どおりにマイクに向かって復唱して認識させることを、リスピークといいます。当社では、リスピークによって文字起こしするスタッフを「リスピーカー」と呼んでいます。

本来、音声起こしのスキルは、発言の内容を正確に理解できるとか、国語力があるなどが重要です。それらの能力が高いのにキーボード入力が遅いために諦めてしまっている方に、ぜひリスピークでの作業をご検討いただければと思っています。

また、今は体力があっても、いつかは入力スピードが衰えたり、毎日何時間もタイピングするのが疲れるようになるかもしれません。リスピークでの文字起こしは、身体的な負担が小さいのが特徴です。

 

 

 

――リスピーカーに応募するのは、音声認識に興味を持っている方が多いですか。

 

小泉:「音声認識に興味があります」と志望動機を書いてくださる方は多いです。応募をいただいたら、音声認識ツール(※)をお渡しして、トライアルのときから使っていただきます。ツールはもちろん無償で提供しています。

トライアルデータを送っていただいた後は、こちらで確認・修正した結果をお返しして、求める方向性をご説明します。また、業務の詳細な条件をお渡しして、リスピーカーになっていただけるようでしたら正式にお申し込みくださいとご連絡しています。

 

※この音声認識ツールは、音声再生・音声認識・テキスト入力をオールインワンでできる、業務用に販売されているソフトウエアとのことです。

 

――実務をスタートしたら、必ずリスピークで作業するという決まりですか。

 

志村 今後みんながリスピークで作業するような状態をつくれればとは思っていますが、キーボードで打たないでほしいと依頼してはいません。速く打てるのなら、それはそれでいいことですし。

 

――どんな人に応募してもらいたいですか。

 

志村 音声認識やリスピークに興味を持っている方にトライしていただければと思います。学生でも主婦でも定年退職された方でも、地域や年齢・性別は問いません。

 

小泉 最初は多少不慣れな感じでも、質問にお返事を返しつつ仕事をお願いしていくと、ほんの数回で見違えるほど良い文字起こしをするようになる方って、いらっしゃいます。知的好奇心がある方なのだろうなと思います。そういう方にぜひご応募いただきたいです。

 

 

自動音声認識のせいで仕事がなくなる?<次ページへ>

 

 

 

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録音された音声を文字に書き起こす仕事である音声起こし(テープ起こし、録音反訳)に、技能テストが登場しました。

okosoでは、『音声起こし技能テスト』の実施主体である「音声起こし活用推進協議会」会員への連続インタビューを企画しました。第1回は、代表理事、宮田志保さんに伺います。

 

――『音声起こし技能テスト』について教えてください。

 

宮田 『音声起こし技能テスト』は、合格・不合格を判定する「検定」ではなく、知識編500点+実技編500点、計1000点満点で技能を測る“技能テスト”です。点数アップを目指して、継続して受けていただける形式になっています。第1回のテスト実施は、今年9月20日(日)です。

音声起こしを仕事にする場合、最も多い仕事形態は在宅ワークです。ですから『音声起こし技能テスト』のミッションは、まず在宅ワーカーのスキルアップだと考えています。

雇用されている人だと、会社で研修を受けたり、目標を設定したりしますよね。しかし、在宅ワークは個人事業者ですから、目標を他人と相談し設定するということはありません。継続したスキルアップを目指すためにも、目標設定という位置付けでテストに臨んでいただければと思います。

 

――音声起こしのオンライン講座などもありますが。

 

宮田 はい。講座は修了してしまうと終わりです。実は、その後、継続的に勉強しているという方は少ないようです。ようやく音声起こし会社のトライアルを受ける決心をしたときには、スキルが落ちてしまって受からない……。どうやって勉強を続けたらいいのかという声を、よく耳にします。

 

 

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――『音声起こし技能テスト』は、受けないと仕事が受注できないというような業界統一テストですか。

 

宮田 音声起こしの表記や仕様は、音声起こしを依頼する企業ごとに少しずつ異なります。各社が求める人材も違うわけですから、業界統一テストにしたいという意図はありません。ただし、この技能テストで100点取った人より900点取った人のほうが、クオリティが高い仕事ができることは確実。語彙が豊富とか時事問題に強いなど、ベースとなるスキルはどの企業でも共通であると考えています。

 

――運営協議会に入会したい企業もあるかと思いますが。

 

宮田 音声起こし推進協議会は、さまざまな立場の会員が集まって立ち上げました。音声起こしを発注する企業、個人事業者、在宅ワーカーを支援する企業やNPOなどです。本協議会では、『音声起こし技能テスト』の運営だけにとどまらず、音声起こし業界の発展・向上を目指して活動しています。新規入会は、現会員の推薦が必要です。現会員のお知り合いであれば、その会員にご相談ください。そうでなければ、私のところにご連絡いただければと思います。ただ。

 

――ただ?

 

宮田 在宅ワーカーの報酬を極端に低く設定している企業がありますよね。普通レベルのスタッフでも、1時間の作業で200円ぐらいしか稼げないような。そのような企業は、業界全体の向上を願っているとは思えません。もし、そういう企業が入会を希望された場合は、反対にじっくりご説明を受けたいと思っています。

 

 

音声起こしを勉強したら仕事はあるのか?<次ページへ>

 

 

 

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音声起こしをしている人は実にさまざまです。

 

1)好きなタレントのテレビ出演シーンを録音して文字化している人。

2)プレゼンのスキル磨きなど、仕事上の必要から起こしている人。

3)市役所でアルバイトしたら会議の全文起こしをやらされた人。

 

不慣れなアルバイトさんが必死に起こしているのは切ない。そして、もっと切ない人もいます。

 

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◆その音声はアウトソーシングすべきです

4)大企業の取締役会。公式議事録は「一同異議なく可決された」という定型的な内容だが、裏では全発言を文字化している。社員に知られたくない内容のため、上層部の偉い人が泣く泣く自分で起こしている…。

 

1と2は本人が起こすところに意義があるのに対して、3と4は専門の会社にアウトソーシングしたほうが合理的です。なのに、発注が不安…という企業や役所は多いようです。音声起こしの会社ってどんなところか、分からないためです。

 

◆登録スタッフになりたい人も不安

私がオンライン講座や通学式の講座で講師をしていると、「スタッフを募集している会社を見つけたんですが、この会社は大丈夫でしょうか」としばしば質問されます。

もっと心配症な人は、せっかく学習したのに心配で心配で、どこにも応募できません。

自分の能力が足りているか心配。応募したい先がちゃんとした会社なのか、心配。登録スタッフは一般に個人事業者ですから、そういう働き方も不安です。

 

◆テープ起こし企業は控えめな企業風土

仕事を出す側も受ける側もなんだか不安。

 

音声起こしは裏方に徹する仕事です。ですから、それに携わる企業も普段から守秘義務は徹底的に守る、かなり無口な企業風土です。

そのために、発信していいことも発信がちょっと足りていないのかもしれません。

今こそokosoの出番です。

 

ちょうどよく(?)『音声起こし技能テスト』というものが立ち上がり、その実施主体である音声起こし活用推進協議会の会員には、音声起こし企業や在宅ワーカー支援企業が名を連ねています。要請したらどの会社も快く取材をOKしてくださいました。

 

第1回は、協議会の代表理事である非営利法人フラウネッツに、主に『音声起こし技能テスト』のことを取材します(善は急げということで、本日中にアップ予定です)。来週から、会員各社が登場されます。

 

 

 

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『プレゼンは「目線」で決まる』――発売後数日で増刷が決まったという、今ヒット中の本です。著者は西脇資哲さん、日本マイクロソフトの執行役員の方で、プレゼンの達人。

 

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もちろん付箋付きで販売されているわけではなく、この『進撃の巨人』リヴァイ兵長の付箋は私が貼ったものです。リヴァイが剣をかざしているページに、何があるかというと。

 

執行役員様が夜な夜なテープ起こしに励んでいらっしゃるという、オコシストもビックリの事態が明かされていたのです。

テレビで見た「プレゼン上手な人」の話し言葉をすべて文字に起こしてみるという作業を欠かさず続けているのだそうです。

 

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西脇さんが頻繁にチェックしている人として、ジャパネットたかたの前社長・高田明さんとジャーナリストの池上彰さんの名前が挙がっています。他にもお笑い芸人や有名人の話し方を文字起こしして、分析しているとのこと。

 

一言一句を聞こえたとおりに入力するのは時間がかかる作業です。西脇さんのような忙しい人が、わざわざ時間を取って文字化しているのはなぜでしょうか。

文字化することによって一覧性がアップし、トークの技術的なポイントを理解しやすくなるためだと思います。これが音声起こしの長所ですね。

音声に記録性はあるのですが、一覧性がないので(検索性もありません)、それを補うのが文字化なのです。

 

プレゼンのスキルに悩んでいる方、トーク上手な人の音声を録音して、文字化して分析してみてください。

えっ、どう分析したらいいか分からない? そこは『プレゼンは「目線」で決まる』をどうぞ。