テープ起こし・音声起こしの総合情報サイトokoso | 今日も音声起こし中

今日も音声起こし中

2014年12月アーカイブ

音声起こし(テープ起こし)でよくあるミスに、「知っている言葉だから確認しなかった」「ありふれた言葉だから確認しなかった」というのがあります。

それぞれ「三波春夫型」と「保安院型」と名づけてみました。

 

◆知っていただけに油断!

「三波春夫型」のミスは、「知っていたから確認しなかった」というものです。

 

NPO法人フラウネッツで私が講師をしている「本気チャレンジ 音声起こし」という講座では、教材音声に「ミナミハルオが○○という歌を」という言葉が出てきます。

※現在、この「本気チャレンジ 音声起こし」は受講者募集をしていませんが、いずれまた募集する可能性があります。未来の受講者の方の楽しみのために、歌の名前は伏せ字にしますね。

 

若い人がこの音声を起こす場合、「ミナミハルオって誰、どんな漢字?」というところから知らなかったり、ましてその歌の題名は知らないかもしれません。知らなければ、ネット検索などで一生懸命調べます。そのおかげで、かえって正しく文字化できるかもしれません。

 

この歌の題名は、私が仕掛けたワナでした。これに引っかかった受講者さんは三波春夫を知っていましたし、その歌もよく知っていました。ですから歌の題名の正しい表記をきちんと調べず、パッと文字化してしまったのです。あとで悔しがっていらっしゃいました。

 

◆分かりやすかったせいで油断!

似ているけどちょっと違うのが、「保安院型」のミス。これは「ありふれた言葉だから確認しなかった」というものです。

 

私は自分の音声チームのメンバーを募集するとき、音声を起こしてもらうというトライアルを実施しています。数年前、そのトライアル音声に「ゲンシリョクアンゼンホアンイン」という言葉を入れてみたことがあります。

そうすると「原子力安全保安院」と文字化する人が続出しました。トライアルでは固有名詞を正確に表記しているかどうかも採点しますと説明しているにもかかわらず、です。

 

この役所(現在は存在しませんが)の正しい名称は「原子力安全・保安院」で、「・」が必要だったのです。

漢字を想像しやすい言葉だったので、油断した人が多かったわけですね。ネット検索などであらためて表記の確認はしなかったわけです。

 

三波春夫型と保安院型に共通するのは、「知ってる!」とか「分かった!」と感じた言葉でも、立ち止まって疑うべきだったという教訓です。

私も先日、ブルドッグソースだと信じていた会社名が、実はブルドックソースだと聞いてがく然としました。ちなみに、英語表記はBULL-DOG SAUCEだそうです。グだ。ややこしい…。

 

立ち止まる、疑う、確認する。しかし、こまめにそれをやっていると結構時間がかかって、納期が迫ってきたりもします。テープ起こしって難しいですね。