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2010年6月アーカイブ

自宅から持ってきた本。質問、これらの共通点は何か。

 

1)『人間にとって科学とは何か』湯川秀樹・梅棹忠夫 著
2)『中世の風景』阿部謹也・網野善彦・石井進・樺山紘一 著
3)『世界一の職人 岡野雅行 俺が、つくる!』岡野雅行 著
4)『搾取される若者たち バイク便ライダーは見た!』阿部真大 著
※3と4の表題はサブタイトル含む。3は、文庫では別のサブタイトルが付いている。

 

答え、しゃべり言葉を生かした文体で書かれている本である。

 

1は対談で、2は座談会だから、当然トークの雰囲気を生かした書き方になっている。3は、岡野社長がしゃべった言葉をそのまま生かしたような文体で、主語は「俺」。4は、著者とバイク便ライダー仲間との会話記録がたくさん出てくるのと、地の文でも口語的な表現が多用されている。

 

しゃべり言葉を文字として再現するとはどういうことなのか、どんな発話をどこまで直し、どこまでをそのまま文字化すべきなのか。
例えば、「~なんですけど」という発話は「~なのですけれども」に整えるのが正しいのか、それ以外の整え方があるのか、あるいは「~なんですけど」のまま文字化するのが良いのか。

 

私なりに一応の考えはあって、テープ起こしのセミナーなどで質問されたときは答えている。
しかし、そもそも「なんですけど」は文法的にどんな意味を持つのか。これを連発する話し方、例えば「一応調べてみたんですけど、それが~なんですけど、まあ~なんですけど、考えてみれば~なんですけど」は、どんな心理から来ているのか。

 

あらためて、今調査している。井上ひさしの20年以上前の本にヒントがあったような気がして、amazonに注文した。
もうちょっと調べて、もうちょっとまとまったら連載したい。
(「予告」なら、何月何日からという情報が必要なのでは。あのー、「もうちょっと調べて、もうちょっとまとまったら」ということで…)