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2010年4月アーカイブ

「課長、会議を録音した後そのままじゃダメだって、okosoに書いてありましたよ。音声のままでは一覧性・検索性が低いから、活用できないって」
「一覧性? 検索性?」


「例えば、部長がこの前の会議で、今期の目標について何か大事なこと言ってたじゃないですか。でも、あの部分って、会議スタートから何分経っていたか覚えてないですよね。だから、録音した音声から簡単に見つけることはできない」
「たしかに、音声全部聞くのも大変だしな。検索性か…。よし! 人数分の琵琶を買ってきてくれ」
「は?」

 

平家物語の長大な物語を、琵琶法師は丸暗記していた。「那須与一のくだりを聞かせてくれ」とか「義経の八艘飛びが出てくるところを」というリクエストに応じて、琵琶法師はただちにその部分を語る。人力暗記→脳内検索→人力再生方式による、おそるべき一覧性と検索性。

 

「おい、林。この前の会議で、部長が来期の目標について何か言っていたな。あそこを聞かせてくれ」
「前回会議の暗記は佐藤が担当です。佐藤!」
「はい。今、琵琶を調弦しますから。ではいきます。(ベベン、ベン、ベン…)ぶちょー発言していわくー(ベベベン、ベベン…)来期のーもくひょーうはー(ベンベンベン…)」

 

琵琶に乗せて語ると時間がかかる。
こうして課長は人力暗記→脳内検索→人力再生方式をあきらめ、地道に文字起こしして文書化することにした。