今月の日経新聞「私の履歴書」は、プロゴルファーの青木功さん。「私の履歴書」は、文章(書き言葉)になっている回としゃべり言葉を生かしている回があって、青木さんのはしゃべり言葉系でまとめられています。
今日の記事に「火事場のクソ力」という言葉が出てきました。うーん、やっぱりカタカナか。やっぱりそう表記すべきだったか。などと、以前起こした音声のことを今考えています。
私自身は「火事場の馬鹿力」と言います。大人になるまで「火事場のクソ力」という言い回しがあること自体知らなかったし、ちょっと汚い言葉という感じがするので、自分では今後も使わないと思います。
でもね、普通に講演などで使う方もいらっしゃるのですよ。講演音声を起こしたとき出てきて、しかもビジネスについての真剣な話題で、何回もキーワードとして強調されていたので、どう表記すべきかこちらも真剣に検討したわけです。
「糞力」では「ふんりょく」と読まれそうなので却下。そもそも常用漢字表外だし。あとはひらがなとカタカナ。「クソ力」は、ぱっと見ると全部カタカナの「クソカ」と見えるような気がして、そのときは「くそ力」にしたのだったと思います。
テープ起こしにたずさわる人間は、「ちょっと汚い」とか言いつつ、音声に出てきた言葉には真剣に取り組みます。例えばインタビューが脱線して猥談大会になっている音声でも、出てきた言葉をこの単語はカタカナかひらがなかと、ネット検索したりしてせっせと調べてしまうのです…。ああ、馬鹿まじめ。ひょっとしてクソまじめ?
※今ネット検索したら、『キン肉マン』の技の名前に「火事場のクソ力」というのがあったそうです。最初にそちらを覚えて、大人になってから「火事場の馬鹿力」って言い方もあるんだと知った人も、きっと多いのでしょうね。