【音声認識】音声データ変換サービス「サイバークラーク」
◆メディカル・トランスクライバーの新しい形
しかし、例えば医療専門といっても、もちろん内科と外科では出てくる語彙が異なります。特定の診療科に絞ったとしても、「診断書の口述」「学会での発表」「一般向けの講演会」では、出てくる語彙が違います。
さらに、「次回の学会についての会議」などという音声では、開催場所やスケジュールが話題になり、医師が集まっていても医学用語はほとんど出てきません。
専門に特化するといっても、何にどう特化するかは難しいわけです。
アドバンスト・メディアとニチイ学館とのサイバークラーク事業では、これを診断書など書類作成用の口述に絞っています。
医師の口述(ディクテーション)を文字化する専門職は以前から存在し、「トランスクライバー」「メディカル・トランスクライバー」などと呼ばれています。人件費の都合からか、日本ではさほど普及していない様子で、医師が診察の合間に急いで書いたらしい手書きの診断書や紹介状をよく見かけますが…。
トランスクライバー業務をそれぞれの病院内で行うのではなく、音声認識技術を活用していわばセンター方式で集中的に請け負おうとしているのが、この事業の特色です。
書類作成用の口述ですから、出てくる語彙や文法はかなり限定されるはずです。ある分野に特化した音声認識システムと、その分野の知識を持った人間による修正を組み合わせれば、短時間でかなりの精度に仕上がるはずです。
◆内容についての専門的知識はやはり重要
サイバークラーク事業で注目すべきは、音声認識結果を確認・修正するパートナーとして選ばれたのが、テープ起こしの会社ではなくニチイ学館だったということでしょう。音声文字化という作業に慣れていることよりも、音声内容についての知識を持っていることのほうに、重点が置かれています。
音声内容についての専門的知識は、どの分野の文字化でも、今後ますます重要視されていくでしょう。この分野なら任せてと胸を張れる知識が自分にあるかどうか、オコシストも意識する必要がありそうです。また、音声認識+センター方式が今後どの分野に普及していくか、okosoもさらに注視していきたいと思います。
(注視というより、個人的には音声認識データの修正に携わってみたいです)















