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オリンパスのICレコーダー Voice-Trek DS-902が発売

オリンパスイメージングから4月末にICレコーダーDS-902が発売されました。

製品紹介ページ→Voice-Trek DS-902

 

えっ、情報が遅い? もちろん同社からのリリースは4月上旬にいただいていたのですが、okosoは「実際に見てから・使ってからレビュー」が基本ですので。

 

先日のokosoの機材体験会で、試用させていただきました。

DS-902の特徴は、「障がい者の方でも使いやすいテキストデータの音声読み上げや、Daisy図書への対応などの高度なアクセシビリティ」です。

 

私はこの方面はまだ勉強が足りなくて…。ただ、以前目の不自由な知り合いがいたので、そういう方が主に音を頼りに生活していることは知っています。例えば、彼の腕時計はボタンを押すと「○時○分です」という音声が流れるようになっていました。他の人の邪魔にならないよう小さな音量に設定して、彼は腕時計を耳に付けるようにして時刻を聞いていました。

 

「腕時計を聞く」と似たようなイメージで、「多機能端末を耳で聞く(こともできる)」というのがDS-902の特徴だと、私は捉えています。DS-902は録音や再生のメニューを選ぶときなども、メニュー名などを音声ガイドでアナウンスさせることができます。しかも、使う側の声を音声認識させることもできます。

 

レコーダーに話しかけることによって、メニュー項目をにダイレクトに呼び出せるので、ボタンを押す回数が減り、スピーディーな操作が可能です。また、スケジュールの日付やファイル名も読み上げできます。

DS-902 Webページより

 

Daisy図書に対応。DAISYは、今後勉強してみたいテーマです。目の不自由な人以外にも、文字から情報を得ること困難な立場の人はいます。DAISYのWebサイトでは、視覚障害者のほかに学習障害、知的障害、精神障害の方が挙げられています。そういう人にとってアクセスしやすいデジタル録音図書の国際標準規格がDaisyだそうです。

 

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DS-902の外観。F1~F3のボタンはポツの数が違い、触った感じで区別できるようになっています。停止ボタンと録音ボタンも触って区別できる形状になっています。

 

触った感じで「あ、違う」と気づくことは、いわゆる健常者であっても非常に重要です。

テープ起こしの主な媒体がカセットテープだったころは、「テープレコーダーの録音ボタンを再生ボタンと間違えて押さないように(つまり、クライアントから預かった音声を間違った録音で上書きしないように)、録音ボタンにはざらざらな紙などを貼り付けておきましょう」と私も書いていました。

もちろんテープレコーダーメーカーも録音ボタンの形状は他のボタンと変えていましたが、それでも疲れていたり、他のことに気を取られたまま操作すると、間違って押す危険がありました。当時発売されていたトランスクライバー(テープ起こし専用のカセットデッキ)には、そもそも録音ボタンが存在しなかったほどです。以上、脱線でした。

 

DS-902の録音性能はDS-901と同等ということで、ビジネスなどどんなシーンにも使えるハイスペックということですね。逆に言えば、「障がい者の方でも使いやすいアクセシブルな再生機能」の分だけDS-901より高価ですから、その機能が必要ない人にはDS-901のほうがおすすめということになるかと思います。

 

DS-901の機能→「録音と文字起こしの最新動向:オリンパスと相互取材」の第1回第2回で主に紹介しています。