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録音と文字起こしの最新動向:オリンパスと相互取材(3)

私は、Voice-Trek DS-750の前もオリンパスのICレコーダーを使っていました。たしか2003年ごろ購入したものだったと思います。
その古いICレコーダーでは、mp3やwma以外にdssという録音形式を選ぶことができました。レコーダーの内蔵メモリが現在ほど大きくなく、PCやインターネットの性能も低かった時代です。
今となってみればmp3やwmaは十分コンパクトなファイルサイズですが、当時はそれよりもっと小さくできる録音形式を、メーカーはそれぞれ独自に開発していたのです。オリンパスのdss形式ファイルを再生するために作られたソフトウエアが、DSS Playerでした。


◆「ちょっと戻り」がないと非効率...
この、DSS Playerはテープ起こしに便利で、私はPCを買い換えるたびにしつこくインストールして使っています。過去に料金を払って「Plus」にしたので、使っている正確なバージョンは、DSS Player Plus 7.4.2です。 ちなみに、現在販売されているバージョン「DSS Player Standard」は2万円近くするため、人にはお勧めしたことがありません。自分でも使ったことがありません。

オリンパスも、そろそろDSS Playerを廃止して、Sonorityに一本化したい意向のようです。ソフトウエアとしての価格も、Sonorityのほうが安くなるとのことです。 そこで、私が「テープ起こし作業にSonorityを使おうと思ったことがない」理由を質問されました。


Olympus Sonority
http://olympus-imaging.jp/product/software/olympus_sonorityplus/index.html

廿:えーと。まず決定的なのは、Sonorityにはオートバックスペース機能がない。

大上:それは、別の方にお話を伺ったときも言われました...。

廿:数秒戻ったところから再生される機能って、音声を起こす作業の能率上ぜひ欲しいものなんです。

大上:ちなみに、何秒戻る設定にしていますか。

廿:私はほとんどの音声で2秒です。

このいわゆる「ちょっと戻り」は、DSS Playerでは「オートバックスペース」と呼ばれていますが、Okoshiyasu2では「自動巻き戻し秒数」、ExpressScribeでは「停止時の自動バックステップ」という名称になっています。統一された名前は存在しないようですね。

◆Sonorityって結構いいです...誤解してました
喜田:ほかに、Sonorityを使われない理由は。

廿:音楽系の作業ではないので、エフェクトをかけたりする必要がないせいもありますが。オートバックスペースの次に大きい理由は、フットスイッチが使えないからです。 (喜田さんと大上さん、顔を見合わせる)

廿:あれっ? 私のフットスイッチは御社のRS27です。使えるんですか。 (「使えますよね」「もしかしてバージョンの問題...?」両者相談中)

喜田:現在のバージョンではRS27は使えます。

帰社後、Sonority 1.0をバージョンアップしてみたら、何の設定も必要なく、いきなりフットスイッチが使えました。なんとバージョン1.0.1でもうフットスイッチ対応になったようですから、私が持っているSonorityは本当に最古のものだったんですね。 また、Sonorityは、オリンパスのレコーダーで録音された音声でないと編集するのはムリと思っていたのですが。やってみたら、他社のレコーダーで録音した音声も普通に一部を切り出したり、インデックスマークを付けたりできました。

sonority_1.jpg
Sonority、これは波形編集画面。

DSS Playerは、オリンパスの機材で録音された音声でないと絶対に音声ファイルの編集はできなかったので、私がSonorityも同様と思い込んでいたのかもしれません。もしかしてSonorityって案外便利かもしれません。あとは、オートバックスペースがあれば!
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