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【ICレコーダー原論】3.録音機器の未来は

喜田:6月に、DS/DMシリーズの最新モデルとして、多機能型ICレコーダーDM-4を発表しました。

廿:DM-4は、今までの機種とちょっと開発コンセプトが違うのかなという気がしたんですけど。

 

◆ほとんどのメニューを音声で操作できる
20100616j11_dm4.1.jpg喜田:そうです。まず、カラー液晶2.2型の大画面ですので、非常に操作しやすくなっています。音質はDSシリーズと同等の高性能ですし、ビジネス用途として使っていただけるのはもちろん、DAISYフォーマットに対応するなどプラスアルファの部分を盛り込んでいます。今後、こういう多機能型のレコーダーをもっと追求していきたいと思っています。

 

※DAISY(Digital Accessible Information System)とは:
国際共同開発機構DAISYコンソーシアムにより開発と維持が行われている、世界共通のアクセシブルな情報システム。視覚障がい者や図書や情報を読むことが困難な人々のために、録音テープに代わるものとして利用されている。

 

喜田:海外、特にアメリカやイギリスでは、視覚障がい者の方がよくICレコーダーを使われています。そのため、DAISYに対応してほしいという声は以前からありました。DS-750でも音声ガイダンス機能を搭載していますが、このDM-4ではさらに充実させ、ほとんどのメニューを音声認識で操作できます。
また、テキストファイルを保存しておけば、読み上げさせることができます。日本語の自動読み上げ機能は、イントネーションが以前よりかなりよくなっています。

 

◆ICレコーダーはビジネス用途から多方面へ
英語テキストの自動読み上げ機能はさらにいい。これがその音声(36秒、wmaファイル)、再生しながら私のDS-750で録音したもの。合成音声でありながら、ネイティブスピーカーが読み上げているかのようなナチュラルさで、このまま勉強に使えそうだ。

 

喜田:DM-4では、早聞きはなんと6倍速まで対応しています。これまでの機種でも最大2倍速で聞けるようにしていたのですが、目の不自由な方から、もっと速く聞けるモードを要望されたのです。

 

廿:5倍6倍が聞き取れるものなんですか! 2倍速録音のカセットテープという仕事をたまに受注しますが、私にはそのままだと「ピチュピチュピチュ」というふうにしか聞こえません…。
ビジネス用途で開発されたICレコーダーが、音楽録音やラジオ録音、障がい者対応など、どんどん可能性が広がっているわけですね。今日はありがとうございました。

 

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