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第22回 審議会等の録音・議事録作成裏話(3)<発言メモ・資料編>

また、講演やニュース番組などで、一般の人に向けて説明をする場面では、専門家も一般の人にも分かるよう平易な言葉を使って説明をします。しかし、専門家同士が議論をする審議会等では専門用語が通じるために、専門用語が頻出する音声になることが多々あります。

 

しかし、テープ起こしの作業者はその業界の専門家ではありません。専門用語が頻出する音声を起こすのは、ベテランといえども用語の特定に非常に時間がかかりますし、不明部分も増え、納品スピードも起こしの精度も下がってしまいます。

 

これを解決するためには、審議会等の会場で配付された資料が有効なのです。

 

審議会等の議論は会場で配付された資料に基づいて行われますので、それらの資料を見れば専門用語や業界用語の多くが特定できます。

 

 

このようなことから、廿がテープ起こしを受注している企業は、廿に発言メモ、資料を音声とともに送り、早めの納期で起こしを受け取っているのです。

 

これでスピーディーな議事録作成が可能になりますが、資料に掲載されておらず、インターネットで検索しても出てこない専門用語がある場合、不明部分は出てしまいます。

 

そこで、会場にいたその企業の担当者が廿が納品した起こしを聞き直し、不明を埋めて最終的な議事録とします。さらに不明部分を埋めて完成した議事録を廿に送ります。

 

廿が完成した議事録を読み、不明だった箇所を確認することで新たな専門用語の知識が増え、次回からさらに精度の高い起こしをスピーディーに納品することが可能になるというわけです。

 

 

次回は、さらにこのような専門用語が頻出するテープ起こしのスピードと精度を上げるため、廿がしている対策や努力についてご紹介します。

 

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第20回 審議会等の録音・議事録作成裏話(1)
第21回 審議会等の録音・議事録作成裏話(2)<録音・機器編>

 

 

文●原田文恵