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【ICレコーダー原論】3.録音機器の未来は

取材を終えて

オリンパスのICレコーダーは、日本国内のシェアナンバーワンではあるが、海外ではさらに高いシェアを誇っているという。欧米にはもともとディクテーション(口述)の文化があり…という話題が連載第1回に出てきたように、オリンパスも重要市場である欧米を常に意識して、製品を開発している。喜田さんの話には、ひんぱんに「欧米では」「アメリカでは」「ヨーロッパでは」などの言葉が登場していた。

 

オリンパスのICレコーダーには、録音ボタン・停止ボタンが前面に付いている機種とサイドに付いている機種がある。今回、その理由が分かった。テーブルに置いて使う場合は、前面にスイッチがあるほうが押しやすい。しかし欧米のエグゼクティブは、レコーダーをマイクのように手に持って口述するらしいのだ。その場合は、握ったとき親指が来る位置に録音ボタンがあるほうが使いやすい。


実際、欧米向け機種では、サイドにスライドスイッチが付いていて、親指で押し上げているときに録音・指を離すと停止になるものがあるという。

 

日本国内でしか通用しない名称「ICレコーダー」は、本体内蔵のICメモリに録音する機材という意味だ。しかし、SDカードやマイクロSDカードにも録音できる機種が増えている。ICメモリであれSDカードであれ、デジタル録音であることは共通しているのだから、そろそろ国内でも、世界共通の「デジタルボイスレコーダー」という名称で呼んだらいいのではないかと、取材しながら途中までは感じていた。

 

しかし、先月発売された新機種DM-4の話題になって、また違う感じを受けた。この機材一つで、会議録音からスケジュール管理まで、幅広く対応できる。しかも、大型のカラー液晶はまるでケータイだ。携帯電話が電話以外にも使える多機能端末として発達を遂げたように、これも声を録音する以外の用途がさらに開発されていくのかもしれない。ICレコーダーの未来に、さらに注目したい。

 

オリンパスイメージング 広報の菊地さんからメッセージをいただいたのでご紹介。
最初はなぜokosoの方々がICレコーダーを紹介してくださるのかと思いましたが、お客様から良い音で入稿してもらいたいというご希望があると聞き、納得しました。
ぜひ、マイク設計をはじめ音質にこだわったオリンパスのICレコーダーをご活用いただきたいと思います。

 

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