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【ICレコーダー原論】1.まずはパールコーダーを鑑賞

◆ライバル社も推奨する「パールコーダー以来の伝統」
廿:クリアに録音された音声は、正確にテープ起こしできますし、聞き取りのストレスが少ないので、私たちオコシストにはありがたいのです。先日、そういういい音をくださるクライアントさんにICレコーダーの機種を伺ったら、このDS-750の一つ前、VoiceTrek DS-71とのことでした。


売り場で、あるメーカーの派遣販売員からこんなふうに勧められて、購入したのだそうです。「オリンパスさんにはパールコーダー以来の伝統があるので、悔しいがうちの録音性能ではかなわない。首相のぶら下がり取材などで、大勢の記者が録音機材を首相に向けているでしょう。ICレコーダーが普及する前は、あれが軒並みパールコーダーでした」
パールコーダーという名前を初めて知ったのですが、どんなものなのでしょうか。

 

喜田:パールコーダーは、当社が1969年に発表した世界初のマイクロカセットテープレコーダーで、当初の正式名称は「ズイコーパールコーダー」でした。

 

◆内視鏡を開発した企業風土
廿:1969年といえば私は5歳で、そのころオープンリールのテープと録音機材を初めて見た覚えがあります。そんな時代にもう、マイクロカセットとマイクロカセット用の録音機材を開発されたんですか。

 

喜田:オープンリールがメジャーな時代だったとはいえ、すでに普通のカセットテープも発表されていましたから。それをもっと小さくしてマイクロカセットを開発しようとしたのは、より小さいものにチャレンジしてきた企業風土によるものでしょう。なにしろオリンパスは、世界で初めて内視鏡を実用化した会社ですから。内視鏡というのは、カメラを小さくしたものですよね。

 

 

最初期のパールコーダー。メジャーを持っていかなかったが、A4クリアファイルの横幅と同じぐらいだったから、幅は約22センチだろう。かさばるオープンリールデッキの時代、すでにこんなコンパクトな録音機材があったとは。

 

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