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ICレコーダーを骨までしゃぶる

録音方法の最近のブログ記事

r1-4.jpg第35回では、「民謡フォーク」の演奏をしている大崎さんがローランドR-1を購入したきっかけや使用感についてお話を伺いました。第36回では引き続き、音楽を録音するときのエフェクト(※1)や録音後の音声の加工についてうかがいます。

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―― 練習のときとライブの本番で、録音の仕方は違いますか?
長時間録音するとデータがかなり重くなるので、練習では録音モードをMP3の320kbpsにしています。本番では音質重視で、WAVE(リニアPCM方式)で録音します。

―― 録音するときにどんな機能を使いますか?
リミッターという、大きすぎる音をほかの音の大きさに近く、平坦にしてくれる機能があるのですが、これをドラムやベースなど音の大きな楽器の演奏が入るときに使っています。マスタリング(※2)というエフェクトもボーカルや音の粒立ちが良くなるので愛用しています。どちらのエフェクトも、お客さんがライブで聞く生の音に近い、自然な聞こえ方に近づけることができるんです。
エフェクトをかけながら録音することも、録音後にエフェクトをかけながら再生することもできます。私はほとんどの場合、録音後にデータをパソコンに取り込んでから、ソフトでもエフェクトをかけて加工していますね。

※1 エフェクト...録音現場での聞こえ方と同じように、自然な聞こえ方に調整する効果。マイクを通すことで平坦になった音を聞き取りやすくしたり、迫力のある音を原音に近い状態で再現することができる。

※2 マスタリング...ぼやけた音を明瞭にしたり、音の大きさをそろえたりするエフェクトの一つ。

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「第35回 音楽シーンで使われるICレコーダー ローランド R-1(1)」
これまで「ICレコーダーを骨までしゃぶる」では、主にビジネスシーンで使われるICレコーダーについてご紹介してきました。しかしICレコーダーは、ビジネスシーンだけではなく、音楽や野鳥の声などを録音するときにも活躍しています。中でも音楽機器メーカーのローランドが発売しているレコーダーは、音楽録音用として多くのミュージシャンに愛されています。

35回・36回と2回にわたって、ローランドのレコーダーR-1で音楽を録音されている大崎靖史さんにお話を伺い、音楽録音に特化したレコーダーの魅力に迫ります。
大崎さんは民謡とフォークを融合させた「民謡フォーク」を演奏するユニット「満月」で歌とギターを担当しており、練習やライブを録音するためにローランド R-1を使っていらっしゃいます。

r1-4.jpgのサムネール画像
写真中央が大崎さん

R-1はローランドのRシリーズで最初に出たレコーダーです。同じポータブルタイプのレコーダーでは、現在R-05R-26が発売されています。
※R-1は現在販売完了

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筆者のICレコーダーの横には「DPC」というスイッチがあるのですが、正直言って、筆者はこれまで、この「DPC」という機能を使ったことがありません。

「DPC」とは、「デジタルピッチコントロール」の略で、音声を再生するときに速度を速くしたり遅くしたりすることができる機能です。筆者はいつも、ICレコーダーで録音したあとはデータをパソコンに転送して音声再生ソフトで聞くため、ICレコーダーで再生することはほとんどなかったのです。しかし、先日、語学学習用アプリを携帯電話にダウンロードしようとしたところ、容量オーバーでダウンロードできなかったため、ICレコーダーを語学学習に使うことにしました。

第27回「ICレコーダーを学習に利用する」でご紹介したように、ICレコーダーに学習用の音声を保存します。その音声をゆっくり再生して発音を確かめながら聞くために、デジタルピッチコントロール機能は便利そうです。
そこで今回は、SONY ICD-UX200のデジタルピッチコントロール機能を実際に使って再生し、聞こえ方を検証してみることにしました。ICD-UX200では、-50%~+100%の間で調整が可能です。


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ICレコーダーには、「ノイズカット」「ノイズキャンセル」など、ノイズを低減してくれる機能がついているものがあります。
エアコンの「ゴーッ」という音などや、パソコンのハードディスクが回る「ブーン...」という電気製品のノイズが大きいと、話者の発言をかき消してしまいます。ノイズを低減してくれる機能を使えば、どこに置いてもノイズを小さくして録音してくれるのでしょうか。ノイズ低減機能の実力は? SONY ICD-UX200のノイズカット機能を検証してみました。

外付けハードディスクが置いてある机の上で録音
パソコンやハードディスクが置いてある机の上にICレコーダーを置いて録音すると、ディスクの回るノイズが入ってしまいます。この状態で、ノイズカット機能をオンにした場合とオフにした場合の音を比べてみました。

ノイズカットオフの音声→off1.mp3
ノイズカットオンの音声→on1.mp3

of2.gif
ノイズカットオフの波形


on2.gif
ノイズカットオンの波形

※波形についてはこちらをご覧ください


録音してみたところ、二つの音は、良くも悪くもあまり差がないようです。

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取材や会議録音で普段ICレコーダーを使っている人は、録音すること・されることに慣れていて、プライベートでもメモ代わりにICレコーダーを使う人が増えています。しかし一方で、「ICレコーダーで録音なんて絶対に嫌」というもいます。


録音するのにも、されるのにも抵抗があるという白木洋次さん(63歳・男性)に、録音にまつわる、あるエピソードを聞くことができました。

USB_PC.jpgのサムネール画像
白木さんはある病気で病院に通っています。病院に行くたびに医師から病気や薬について説明があるのですが、体調が良くないにも関わらず、薬や今後の治療について、多くのことを覚えて帰らなければなりませんでした。そのことを娘に話したところ、

「先生の言うことを録音しておいでよ。そうしたら録音した音声を私たちも聞いて、一緒に薬の飲み方なんかを注意できるでしょう」

と言われ、ICレコーダーを渡されたそうです。しかし白木さんは、その医師の説明を録音することはありませんでした。


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筆者が使用しているICレコーダー、SONY ICD-UX200の録音モードには、ST、STSP、STLP、SP、LPという5つのモードがあります。恥ずかしながら、初めてこれらの録音モードを見たときに「これはどういう意味...?」と呆然としてしまいました。

5段階にも分かれている録音モードなのですが、それぞれ下記のような意味を持ちます。カッコ内は、SONY ICD-UX200の場合の周波数範囲と実際に録音したときのビットレート数、録音可能時間を表しています。
※録音モードの表記の仕方や意味、周波数範囲等はICレコーダーにより異なります

カッコ内...(ICD-UX200の場合の意味/周波数範囲/ビットレート数/録音可能時間)
ST(ステレオ高音質/40-20000Hz/192kbps/22時間15分)
STSP(ステレオ標準/40-15000Hz/128kbps/33時間25分)
STLP(ステレオ長時間/60-7500Hz/48kbps/89時間15分)
SP(モノラル標準/60-10000Hz/32kbps/133時間55分)
LP(モノラル長時間/60-3400Hz/8kbps/535時間45分)

周波数範囲が広いほど音質が良く、ビットレート数が大きくなります。その分データが重くなり、録音可能時間が短くなります。

周波数範囲が狭いと音質は悪くなり、ビットレート数は小さくなります。その分、データは軽く、録音可能時間が長くなります。


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 ICレコーダーや携帯電話で録音した音声を、再生することなく眠らせていませんか。

思いつくままにアイデアや大事なことを音声でメモするのは簡単なのですが、ICレコーダーや携帯電話に蓄積していくと、いつ何を録音したのか分からなくなってしまいます。かといって、忙しいときにはパソコンに保存して整理するのもおっくうになってしまいます。

そこで今回は、オンラインツール「Evernote」を使って、録音した音声メモをさらに効率的に活用する方法をご紹介します。

 

「Evernote」は、パソコンや携帯電話、モバイル端末で入力したテキストのメモや写真などをサーバーにアップロードし、それぞれの機器と同期することができるツールです。スマートフォンなどの端末で利用すると、タップするだけで簡単に音声を録音することができ、テキストメモや画像と同様に、音声ファイルをアップロード・同期することができます。パソコン用のフリーソフト、iPhoneやandroid用の無料アプリが公開されています。

 

※プレミアムバージョンは有料

 

今回はdocomoのXperia acro(SO-02C)で録音します。まずは、パソコンと、携帯電話などの端末に「Evernote」をインストールし、アカウントを作成します。

 

インストール方法、アカウント作成の方法は、Evernoteウェブサイトをご覧ください。

 
ボタン一つで簡単に録音スタート
録音機能のついた携帯電話などの端末でEvernoteを起動し、「新規ノート」→マイクの形の録音ボタンをタップすると、録音がスタートします。

 

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傍聴の場所取りが勝負

 

廿がテープ起こしの依頼を受けたある企業は、内部資料としての議事録作成のために、審議会等が行われる会場の傍聴席でICレコーダーを使用して録音されています。

 

しかし、第20回でもご紹介したように、録音機器から話者が遠いことが多いため、クリアに録音するのは困難です。

 

singikai3.gif

 

各参加者の手元にマイクがあり、ボタンを押すとマイクのスイッチが入るようになっていますが、スイッチを押すのを忘れたり、「私はマイクはいいですよ」と遠慮するなどしてマイクを使わない委員の場合、ほとんど録音できないということもあるのです。


企業はできるだけ委員の方々の近くで録音し、少しでも録音状態を良くするために、会議が始まる数十分前から会場の前で待ち、開場とともに急いで一番前の席や音がよく聞こえるスピーカーの近くの席に座られるのだそうです。

 

一番前に陣取る理由は、委員の方々に近いというだけではありません。

 

傍聴席にも会議の資料が配られるのですが、委員の方が「資料の○ページについてですが…」と発言する際に、傍聴席でも資料の該当箇所を開くために紙をめくる音がします。このガサガサッという音が、委員の方の発言をかき消してしまうのです。

 

この音をできるだけ拾わないために、一番前に座って録音をするのだそうです。もしも一番前に座ることができなかった場合は、ICレコーダーを足下に置いて手元から出るガサガサ音がしないように工夫されているそうです。


また、審議会等によく使われる会議室がいくつかあり、「この会議室ではこの席に座ると、よりクリアに録音できる」という 、各会議室ごとの特徴をつかんだうえで座る席を判断していらっしゃいます。

 

 

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第20回 審議会等の録音・議事録作成裏話(1)

 

建設や運輸、医療、食品などの産業では、その業務内容や関連する建築物などが、場合によっては人命を左右することがあります。そのため、予定されている事業が安全かどうかを議論し、検討するために、中央官庁や地方自治体が多くの審議会や検討会などを開します。

 

これらの審議会等では、音声を録音しテープ起こしをした議事録が活用されています。

 

今回から3回にわたって、廿里美に聞いた、このような審議会等の録音にまつわる裏話をご紹介します。

 

これらの審議会等には、中央官庁や自治体などの審査官、建設や開発などの事業を行う事業者と、委員である有識者などが参加します。

一般的に、事業者が資料を提示して事業内容やその安全性について説明し、それに対して委員である有識者が質問をしたり、議論したりします。

 

審議会等は、一つの事業でも、分野ごとに数回に分けて行われます。事業者は、委員に質問されたり指摘されたりした事項について、その場で回答ができなかったことについては次回の審議会等で改めて資料を提示したり、回答したりすることになります。

 

そのため事業者は、できるだけ早く、出席した審議会等の議事録を確認しながら、次回の審議会等に提示する資料や回答の準備をしなければなりません。

 

しかし、公式の議事録が出るのを待っていると次回の審議会等には間に合わない場合があるのです。

 

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携帯電話のボイスレコーダー機能を使っていますか?
紙もペンもないとき、歩いているときに、簡単にメモができるもの。今回は、携帯電話のボイスレコーダー機能を紹介します。

iPhoneのボイスメモ
iPhoneには便利に録音・再生ができるボイスレコーダーアプリは多々ありますが、ここでは標準で搭載されている「ボイスメモ」アプリを使ってみます。

・形式:AAC(拡張子:m4a) 

・録音時間:今回の場合は12秒で100KB程度(ビットレート・64kbps)。120秒(2分)で1MB程度。
(生成されたファイル容量からおおよその録音時間を割り出しています。録音状況や空き容量により録音可能時間は異なります)

・使い方:
ボイスメモアイコンをタップし、録音ボタンをタップします。録音レベルのメーターがついており、マイク部を近づけたり離したりしながら調整します。録音後、メールに添付してパソコンに送り、保存することができます。

iPhonetop.jpg

iPhonerecord1.jpg

iPhonerecordmail.jpg

Windows Media Playerでそのまま再生できました。

音声→iPhone3GS.m4a

MP3に変換した音声→iPhone3GS.mp3

まず、音のクリアさに驚きです。長さも本体に空き容量によっては数時間の録音の可能。パソコンで再生も簡単で、十分にレコーダーとして使用することができます。

 

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