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ICレコーダーを骨までしゃぶる

録音方法の最近のブログ記事

取材や会議録音で普段ICレコーダーを使っている人は、録音すること・されることに慣れていて、プライベートでもメモ代わりにICレコーダーを使う人が増えています。しかし一方で、「ICレコーダーで録音なんて絶対に嫌」というもいます。


録音するのにも、されるのにも抵抗があるという白木洋次さん(63歳・男性)に、録音にまつわる、あるエピソードを聞くことができました。

USB_PC.jpgのサムネール画像
白木さんはある病気で病院に通っています。病院に行くたびに医師から病気や薬について説明があるのですが、体調が良くないにも関わらず、薬や今後の治療について、多くのことを覚えて帰らなければなりませんでした。そのことを娘に話したところ、

「先生の言うことを録音しておいでよ。そうしたら録音した音声を私たちも聞いて、一緒に薬の飲み方なんかを注意できるでしょう」

と言われ、ICレコーダーを渡されたそうです。しかし白木さんは、その医師の説明を録音することはありませんでした。


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傍聴の場所取りが勝負

 

廿がテープ起こしの依頼を受けたある企業は、内部資料としての議事録作成のために、審議会等が行われる会場の傍聴席でICレコーダーを使用して録音されています。

 

しかし、第20回でもご紹介したように、録音機器から話者が遠いことが多いため、クリアに録音するのは困難です。

 

singikai3.gif

 

各参加者の手元にマイクがあり、ボタンを押すとマイクのスイッチが入るようになっていますが、スイッチを押すのを忘れたり、「私はマイクはいいですよ」と遠慮するなどしてマイクを使わない委員の場合、ほとんど録音できないということもあるのです。


企業はできるだけ委員の方々の近くで録音し、少しでも録音状態を良くするために、会議が始まる数十分前から会場の前で待ち、開場とともに急いで一番前の席や音がよく聞こえるスピーカーの近くの席に座られるのだそうです。

 

一番前に陣取る理由は、委員の方々に近いというだけではありません。

 

傍聴席にも会議の資料が配られるのですが、委員の方が「資料の○ページについてですが…」と発言する際に、傍聴席でも資料の該当箇所を開くために紙をめくる音がします。このガサガサッという音が、委員の方の発言をかき消してしまうのです。

 

この音をできるだけ拾わないために、一番前に座って録音をするのだそうです。もしも一番前に座ることができなかった場合は、ICレコーダーを足下に置いて手元から出るガサガサ音がしないように工夫されているそうです。


また、審議会等によく使われる会議室がいくつかあり、「この会議室ではこの席に座ると、よりクリアに録音できる」という 、各会議室ごとの特徴をつかんだうえで座る席を判断していらっしゃいます。

 

 

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第20回 審議会等の録音・議事録作成裏話(1)

 

建設や運輸、医療、食品などの産業では、その業務内容や関連する建築物などが、場合によっては人命を左右することがあります。そのため、予定されている事業が安全かどうかを議論し、検討するために、中央官庁や地方自治体が多くの審議会や検討会などを開します。

 

これらの審議会等では、音声を録音しテープ起こしをした議事録が活用されています。

 

今回から3回にわたって、廿里美に聞いた、このような審議会等の録音にまつわる裏話をご紹介します。

 

これらの審議会等には、中央官庁や自治体などの審査官、建設や開発などの事業を行う事業者と、委員である有識者などが参加します。

一般的に、事業者が資料を提示して事業内容やその安全性について説明し、それに対して委員である有識者が質問をしたり、議論したりします。

 

審議会等は、一つの事業でも、分野ごとに数回に分けて行われます。事業者は、委員に質問されたり指摘されたりした事項について、その場で回答ができなかったことについては次回の審議会等で改めて資料を提示したり、回答したりすることになります。

 

そのため事業者は、できるだけ早く、出席した審議会等の議事録を確認しながら、次回の審議会等に提示する資料や回答の準備をしなければなりません。

 

しかし、公式の議事録が出るのを待っていると次回の審議会等には間に合わない場合があるのです。

 

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ICレコーダーで録音した音声を聞いてみたら、「ガサガサ、ガチャガチャ」雑音が入っていて、肝心な部分が聞こえない!」…ということはよくあります。
 今回は、会議やインタビューなどをICレコーダーで録音するときの雑音対策についてご紹介します。

 

 ICレコーダーを胸ポケットに入れる
 ICレコーダーが話し相手に見えないように胸ポケットに入れて録音する人は多いのですが、衣擦れの音は想像以上に大きな雑音になります。
 ICレコーダーをポケットに入れるときは、ピンマイクを襟につけて録音すると衣擦れの音がほとんどしません。電話録音用マイクを接続し、胸ポケットから少し出しておいてもOKです。ピンマイクが見えるのも困るという場合は、胸ポケットではなくカバンの中に入れて録音するほうが雑音が少なく、クリアに録音できます。


・胸ポケットに入れて録音→poke.mp3
・胸ポケットに入れ、ピンマイクを襟につけて録音→poke_pin.mp3
・カバンの中に入れて録音→bag.mp3
・カバンの中に入れ、電話録音用マイクをつけて録音→bag_pin.mp3

 

poke_pin.JPG

 bag.JPG

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