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第36回 音楽シーンで使われるICレコーダー ローランド R-1(2)

―― どんなソフトを使って加工するのですか?
いつも使っているのは「Sound it!5.0 for Macintosh」(株式会社インターネット)です。加工の仕方としては、録音したデータから切り出したい部分を「カット」して別ファイルにした後、最初の部分に「フェードイン」、最後の部分に「フェードアウト」という処理をします。先日のライブで録音したデータでは、「ノーマライズ」「コンプレッサー」というエフェクトをかけて音圧を上げる加工をしました。

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下記が、実際にライブで録音された演奏です。
初めは尺八の独奏ですが、スタート47秒後ぐらいからアコースティックギター、三味線、ボーカルが加わり、アップテンポな演奏になります。音圧を上げた演奏ではボーカルも尺八・三味線の音がくっきり立ち上がっています。ロックテイストな民謡を楽しみながら、音圧を上げる前と後の演奏を聞き比べてみてください。
※ダウンロードに時間がかかる場合があります

■エフェクトをかける前の演奏(サンプル・短縮版)...kokiriko-2011-1106.wav(1分39秒・16.7MB)

■エフェクトをかけ、音圧を上げた演奏(フルコーラス)...kokiriko-2011-1106K.wav(5分12秒・52.6MB)

曲:「こきりこ節」(富山県五箇山地方の民謡)
演奏:民謡フォークユニット「満月」
(唄&ギター) 大崎やっし丸 (尺八) 真藤一彦 (津軽三味線) 志甫一成

※MP3形式で録音したものを加工しています。「Sound it!」でデータを読み込むとaiff形式(Macintoshの音声標準形式)に変換されますが、Windowsでも聞きやすいようにWAVE形式に変換しています

リニアPCM方式で録音できるレコーダーが主流になったのはここ1~2年のことです。2004年発売の機種ですでにリニアPCM方式を採用したローランド R-1は音楽録音用レコーダーとして先駆け的存在だったのではないでしょうか。コンデンサーマイクの音質やエフェクトなど音へのこだわりもさることながら、後継機にはないアナログ感も、販売終了後も長く愛される理由のようです。
ICレコーダー本体の見かけや機能の違いはもちろん、エフェクトやフェードインなどの処理で音としての美しさや、原音に近い自然な聞こえ方を追及するのも、録音した言葉のクリアさを追及するビジネスシーンでの録音とは異なっていると感じました。

文●原田文恵

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「第35回 音楽シーンで使われるICレコーダー ローランド R-1(1)」

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