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第35回 音楽シーンで使われるICレコーダー ローランド R-1(1)

―― ローランド R-1はいつから使っていますか?
「R-1は5年ほど前から使っています。私が知る限り、当時、音楽用途のレコーダーが発売されたのはこれが初めてで(発売:2004年11月)、発売されて間もなく購入しました。
今はライブのために使っていますが、購入した当初の目的はライブの録音ではなかったんです。郷里の兵庫県高砂市で歌い継がれている「高砂・石の宝殿(いしのほうでん)石切唄」という民謡がありまして、当時、この歌について地元の80歳の大工さんに話を聞き、実際に歌っていただく機会がありました。このときにそのお話と歌を録音をしたかったので購入しました。

r1-3.jpg ―― 実際に録音して、音質の違いは実感されましたか?
それまではテープレコーダーで録音していて、レコーダー本体の機械音も入ってしまうような状態だったんです。このレコーダーだと本体の機械音はまったくしませんので、それだけでも全然違いました(笑)。この機種はコンデンサーマイク内蔵で、録音中に素手で持っただけでも「キュキュッ」という音が入ってしまうぐらいよく音を拾ってくれますね。

―― どういうところが気に入っていますか?
音質がいいのはもちろんですが、本体正面についているダイヤルを回してMP3やWAVEなど録音モードを変更したり、エフェクト(※)のタイプを選んだりするんです。デジタル機器でありつつ、こういうアナログな操作感があるところが気に入っています。それに、ほかの機種だといろいろな機能が付きすぎていてかえって使いにくいところがあるんですが、R-1は使いたい機能がほどよく付いている感じがいいですね。
※ エフェクト...音を聞き取りやすくしたり、迫力のある音にしたりする機能・効果。ローランドR-1では13種のエフェクト機能を使うことができる

r1-2.jpg ―― 随分大きく感じますが、持ってみると軽いですね。
そうですね。それに頑丈なんですよ。コンデンサーマイクは繊細な電気機器なので、本来、落としてはいけないのですが、何度か落としてしまったことがあるんです。そのうち1回は自転車に乗っていてカバンから勢いよく転げ落ちてしまいまして...。でも、今のところは変わらず録音できているんですよ。私が使っている分には、壊れにくい面もあるのではないかと思っています。

―― 物足りない面はありますか?
スタンドに接続できないことですね。今発売されているR-05やR-26にはマイク・スタンド・アダプター(別売)を接続することができるんです。ライブの本番では、本来ならスタンドに接続して録音したいと思っています。

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次回、36回では、引き続き大崎さんに録音した音楽の編集についてお話を伺います。ローランドR-1で録音・加工したライブ音声もお楽しみください!

文●原田文恵

編集部注:一般的に、各メーカーはリニアPCM方式で録音できるレコーダーをリニアPCMレコーダー、PCMレコーダー、ビジネスや学習用途に使うレコーダーをICレコーダーと呼び分けています。厳密には内蔵フラッシュメモリに録音するものがICレコーダー、リニアPCM方式で録音するものがPCMレコーダーなのですが、「ICレコーダー」と表示されているものでもリニアPCM方式で録音できるものが増え、「PCMレコーダー」と表記されているものでも内蔵フラッシュメモリに録音できるものがあるなど、その違いはあいまいになっています。okosoでは、デジタル録音ができるレコーダーを総称してICレコーダーと呼んでいます。



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