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第21回 審議会等の録音・議事録作成裏話(2)<録音・機器編>

傍聴の場所取りが勝負

 

廿がテープ起こしの依頼を受けたある企業は、内部資料としての議事録作成のために、審議会等が行われる会場の傍聴席でICレコーダーを使用して録音されています。

 

しかし、第20回でもご紹介したように、録音機器から話者が遠いことが多いため、クリアに録音するのは困難です。

 

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各参加者の手元にマイクがあり、ボタンを押すとマイクのスイッチが入るようになっていますが、スイッチを押すのを忘れたり、「私はマイクはいいですよ」と遠慮するなどしてマイクを使わない委員の場合、ほとんど録音できないということもあるのです。


企業はできるだけ委員の方々の近くで録音し、少しでも録音状態を良くするために、会議が始まる数十分前から会場の前で待ち、開場とともに急いで一番前の席や音がよく聞こえるスピーカーの近くの席に座られるのだそうです。

 

一番前に陣取る理由は、委員の方々に近いというだけではありません。

 

傍聴席にも会議の資料が配られるのですが、委員の方が「資料の○ページについてですが…」と発言する際に、傍聴席でも資料の該当箇所を開くために紙をめくる音がします。このガサガサッという音が、委員の方の発言をかき消してしまうのです。

 

この音をできるだけ拾わないために、一番前に座って録音をするのだそうです。もしも一番前に座ることができなかった場合は、ICレコーダーを足下に置いて手元から出るガサガサ音がしないように工夫されているそうです。


また、審議会等によく使われる会議室がいくつかあり、「この会議室ではこの席に座ると、よりクリアに録音できる」という 、各会議室ごとの特徴をつかんだうえで座る席を判断していらっしゃいます。

 

 

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第20回 審議会等の録音・議事録作成裏話(1)