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【話し言葉の処理】3.戒律「言ってない言葉を作るな」

1)しゃべり言葉の例
「昨日ですかね、夜中、月曜日の納品だったんですね。月曜日、今日は何曜日だ、火曜日でしたっけ。あ、ごめんなさい、火曜日の10時、今日の朝納品のものがありまして。」

 

2)読みやすい文字化の例
「火曜日の10時、つまり今日の朝納品のものがありまして。」

 

と本には掲載したが、音声で話者は「つまり」と発話していない。
「火曜日の10時」と「今日の朝」がイコールであることは、音声を聞いているとよく分かる。しかし文字だけ読むと分かりづらいと感じたので、「つまり」を入れた。
ただ、オコシストの基本的な戒律(?)は「言ってない言葉を作るな」であり、この戒律を厳密に適用する発注者の仕事をする場合には、一言たりとも挿入してはならない。

 

3)「言ってない言葉を作るな」を厳密に適用した場合の例
「火曜日の10時、今日の朝納品のものがありまして。」

 

4)補えないが、なんとか日時の関係を分かりやすくしたい場合の例
「火曜日の10時――今日の朝納品のものがありまして。」

 

「――」や「……」をむやみに使ってはならないとする発注者もいる。その場合は3で起こす。
言い間違い部分は削除(起こさない)ということ自体は、特殊な用途以外ではほぼコンセンサスができている。しかし、ここに処理例を3つ挙げたように、実際にどう起こすかについて一つの正解はない。

 

※「話者」→音声の中でしゃべっている人のこと。発言者ともいう。

 

  〈1〉  〈2〉