【話し言葉の処理】2.言い間違いと言い直し
話された言葉を → 読む ときも、何度も読み直して考えれば、要点を捉えることはできるだろう。
しかし「昨日ですかね、夜中、月曜日の納品だったんですね。月曜日、今日は何曜日だ、火曜日でしたっけ。あ、ごめんなさい、火曜日の10時、今日の朝納品のものがありまして。」などという文章が何十ページも続いたら、読むのがおっくうになる。
耳より目のほうが、要点の抽出処理は下手なのかもしれない。文字には話者の声のトーンや表情、身振りなどが付いてこないせいもあるだろう。それが、耳でしゃべりを聞くことと目で文字(文章)を読むことの違いだ。
『テープ&音声起こし 即戦力ドリル』では、このフレーズについて次のような処理を起こし例として挙げている。
読みやすい文字化の例
「火曜日の10時、つまり今日の朝納品のものがありまして。」
「昨日ですかね夜中月曜日の納品だったんですね月曜日今日は何曜日だ火曜日でしたっけあごめんなさい」までは、言い間違いとその言い間違いに気づいて直そうとする発話なので文字化せず、言い直した部分のみを文字に起こしている。
本の当該ページに記載した仕様書では、このテープ起こしデータの用途を示していない。実際の仕事でも、特に下請け・孫請けのオコシストだと用途を伝えられていない場合がある。言い間違い部分を文字化しないという上記の起こし方は、そういう場合に使える一般的な起こし方の一例だ。
次回は、一般的な起こし方をしない特殊な用途についてと、音声では発話されていない「つまり」という一言を挿入することの是非について取り上げる。
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