「言い間違い」や「言い間違いを直そうとする発話」までも起こすという、特殊な用途もある。例えば、次のような用途が考えられる。
◆特殊な用途1 言い間違いにも注目する用途
例えば、発言者本人がいかに言い間違いに気づき、どう直したかを記録する必要がある用途。言語学や心理学などの研究用の発言記録などには、こういった仕事がある。
また、マーケティングリサーチ用の聞き取り調査では、例えば「サッポロ…違う、アサヒビール」などの発言が、ブランドの認知について参考になるケースがあるので、言い間違いも注目されることがある。
◆特殊な用途2 映像加工を指示する用途
映像編集用に「何でも再現」の起こし方が使われる場合がある。長い映像から音声を文字起こししておき、その文字記録をシナリオ的に使って、映像を切り出してつなぐ位置を書き込んで指示するものだ。
例えば、発言は言い間違いであっても、その部分の話者の表情がよく、映像として使いたいとする。言い間違いだが、声を消してナレーションのバックに使うことはできる。発言記録を印刷した紙にその指示を書き込む。そういう用途に使われる場合は、言い間違いも起こしておかないと指示が書き込めない。
















