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上手な録音起こし方の基本

起こし担当者を決める(校正クイズ付き)

今のところ、音声の自動文字化技術は万全ではない。音声を文書化するには人間の国語力とタイピング力が必要になる。

 

● 国語力:句読点、段落替え、同音異義語


録音されたしゃべり言葉は単なる音であって、句読点も段落替えも付いてない。どこに「、」を打つか、どこで段落替えするかは、小学校以来の国語力が物を言う。
同音異義語も、間違えると目立つ。どんな漢字を当てはめるかは、起こす人の知識次第。

次の文章には6カ所の漢字の間違いがある。見つけてみよう。こんな文章を発表したら、その組織全体の能力が疑われてしまう。

 

上々会社の責任は重いのです。内部統制に関する精度も加わり、従業員が不正を侵すリスクなど、さまざまなリスクに適格に対応しなければなりません。また、監査法人がいかに適性に鑑査をしているかも問われています。

 

「えっ、漢字の間違いなんて見つからない」という人は、起こしはちょっと無理かも。録音の方を担当しよう。たちどころに6カ所全部を指摘できた人は、チェッカーになれる。メンバーから上がってきたデータを校正して仕上げる係だ。その中間の人が起こしを担当しよう。

 

チェック!
みんなで漢検2級の問題集をやってみよう。漢字の使い分けをよく知っている人は?

 

● タイピング力:正確さと速さ


音声1時間を「えっと」「あのー」などのケバを取って文字化すると、通常1万6000~2万字にもなる(要約して起こすなど文書化のパターンはいくつかあるが)。
誤入力だらけでは誰も読まない。タイピングが遅いと本人が残業続きになってしまう。正確さと速さを両立できる人がテープ起こしに向いている。

 

チェック!
みんなで自社ホームページの「社長挨拶」を入力してみよう。誤字がなくしかも入力が速い人は?

 

国語力とタイピング力は、その組織における経験年数を問わない。新人や派遣社員などに素晴らしい適性を示す人がいるかもしれない。